男女7人夏物語研究:第2話「接吻」Bパート

#シーン1:ホテルの一室
窓のカーテンを開ける香里。鏡の前へ行き、口紅で「さよなら」と書く。妻子持ちの男と別れるシーンだ。
シャワーを浴びている男に靴を投げつけ、部屋を出る。
今ではすっかりベタな演出だが、画面的にはわかりやすい。
投げつけた男の靴の踵が高いのがやや気になる。男は声だけで、特に設定はない。

#シーン2:千明の部屋
ベランダで食事をしている千明と香里。
男と別れた報告をする香里。しかし千明はどこか不安そう。
野上の性格を警戒し、付き合おうとする香里を諭す千明。
香里は、千明が野上を好きだと誤解し、反発して部屋を出て行く。
男に一途な香里に、自分の説得が通じない千明。その理由が自分の直感だけというのが、香里を強く説得できない理由になっている。

#シーン3:良介の部屋
また三人で集まっている。先日のビヤホールの話をする貞九郎。
相手の話をする度に、画面上ではインサートカットが入る。視聴者にやさしい演出だ。
恋愛に本気にならない野上を軽く諭す良介。千明に思いを寄せる貞九郎だが、二人にはひた隠し。
三人で食べているのはLLヌードル。東洋水産が販売していたカップヌードル型のインスタントだ。
このシーンのBGM、陣内さんのロッカーズのような気がするのだが、情報求む。陣内孝則の「モダン・バージン」であることが判明。

#シーン4:香里の職場
名刺を取り出して電話をかけるが、受話器を置く。
野上の名刺には、長瀬商事株式会社本社営業部機械一課、とある。ちなみに住所は、港区西新橋7-2-4。もちろん架空だ。

#シーン5:野上の職場
デスクに電話がかかってくる。相手は香里ではなく、千明。
千明は、香里を傷つけるなと野上に言う。野上が遊び人だということを見抜いて警告してきたのだ。
千明は、野上が自分と同じような境遇だから、本気で人を好きにならないというのだ。
話半分で聞いている野上。人の忠告を素直に聞き入れるような男ではないだろう。
千明は、なんとか香里にちゃんとした男と付き合って欲しいがため、今後も説得を続ける。自分のことはさておき、友達思いの彼女の性格が表れている。
公衆電話の上に積まれた十円玉が時代を感じさせる。

#シーン6:コインランドリー
洗濯しにやってくる桃子。そこへ良介もやってくる。気付かない良介。
やがて桃子に気付くが、小銭を忘れた良介。両替もできず、帰ろうとするが、桃子が貸してくれるというので借りる。
だが洗剤も切れていて、貸そうという桃子に「男がすたる」と、誰かが忘れていった洗剤を勝手に使い始める。
するとそこへ、ガラの悪い男達がやってくる。良介が勝手に使った洗剤は彼らのものだった。
良介に絡むパンチパーマの男。コインランドリーに緊張が走る。謝る良介。
男達は去り、事なきを得た。強がる良介を茶化す桃子。
もしかすると、以前にも二人はここで顔を合わせていたのかも知れない。

ではCM。

みかつう

ツイッターは@crescentwroksだよん

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です


Warning: Undefined array key "rerror" in /home/xs008668/mikatsu.com/public_html/wp-content/plugins/wp-recaptcha/recaptcha.php on line 291