男女7人夏物語研究:第2話「接吻」Aパート

#シーン1:ビヤホール
いろいろあって出会った7人の男女。良介と桃子にとっては驚愕の再会だ。
それぞれ事情をお互いに説明する二人。
一つのテーブルを囲む7人。桃子に詰め寄る良介に謝る千明。
互いに紹介しあうが、貞九郎はとことん敬遠されてしまう。野上がなんとか場を収めるが、当然いじける貞九郎。
野上に付きまとう桃子の要領のよさを嘆く千明。他の女性陣も同調する。良介は関係ないからと一蹴。
乾杯の後、それぞれの素性が語られる。
女性陣四人がダイヤモンドガールズというコンパニオンだったことが、ここで初めて出てくる。
食事の席でもいじられる貞九郎。ますます落ち込む。美和子は酒癖が悪いようだ。野上と香里が目配せをする。
男性陣が大学のボクシング部だったことも初めてここで出てくる。
落ち込む貞九郎を厳しく諭す千明。しかしますます落ち込む貞九郎。

#シーン2:洗面所
前シーンの貞九郎の台詞「僕はウンチやおしっこだけの人間じゃないよ!」を受けてのシーンチェンジ。小憎い。
廊下で出会う野上と香里。いきなり抱き寄せてキスをする。立ち去ろうとする野上を香里が引きとめ、もう一度キス。その光景を千明が見ている。

#シーン3:ビヤホール
テーブルに戻って。酒が入って話が盛り上がっている。
野上とキスしたせいか、香里のテンションが高い。
そんなぶりっ子の香里に絡む美和子。千明がテーブル下から足蹴り。話をごまかしてその場を収める。
野上は相変わらずのプレイボーイぶり。いじけてる貞九郎をたしなめる千明。良介と桃子はずっと小競り合い。

#シーン4:タクシー
千明と貞九郎が乗っている。
謝る貞九郎を諭す千明。

#シーン5:タクシー
野上と香里と美和子が乗っている。野上と香里は隠れて手を握り合っている。
野上の仕事の話。工業用ロボットを扱う仕事をしていることが説明される。

#シーン6:駅前から商店街
地下鉄人形町駅から上がってくる良介と桃子。同じ方向なので一緒に帰る。
商店街でいろいろ買い物をしては良介に持たせる桃子。ちゃんと付き合ってる良介は優しいと思うのだが。

#シーン7:清洲橋近く
良介のマンション近くまでやってくる二人。相変わらず口ゲンカしながら。
互いの家が橋を挟んで向かいにあることが台詞でわかる。

#シーン8:良介のマンション
部屋に帰ってくる良介。
カバンを放り投げるが、豆腐を持っていたことを忘れて一緒に放り投げてしまう。

#シーン9:桃子のマンション
台所でなにやら散らかしている桃子。
そこへ良介が潰れた豆腐を持ってやってくる。ブーたれる桃子。だが出て行こうとする良介を引き止める。流しの水漏れを直してくれという。
親切に直してやる良介。桃子は部屋でくつろいでいる。
そこへ仕事相手の男性から電話。必死で作業している良介を横目に、楽しそうに電話で話す桃子。
互いの印象は最悪のようだ。
が、しかし、良介の「なんちゅう女や」や、桃子の「私はあなたの恋人でもなんでもない」という台詞は、逆の心理を表している。本音ではどこか惹かれるものがあるのだが、近づくと反発する、磁石のような関係だ。
ケンカをしながらも、二人はだんだん気になる存在になっていく。
このパートで、7人の関係が大まかにまとまる。
野上は香里と、千明は貞九郎と、良介は桃子と、なんとなくこれからの展開を予想させる感じだ。
美和子はシナリオ上、持て余したような存在になってしまい、使いどころが少ないのが残念だ。

ここで一旦CM。