M-1グランプリ2010

・カナリア
パターンの繰り返しによるダレが目立った。どっかにヤマがないと厳しい。
・ジャルジャル
らしさは出たが、やはり安定感に欠ける。コント職人のほうがいいかも。
・スリムクラブ
独特の空気感は素晴らしいものがある。それをうまく笑いにつなげている。
・銀シャリ
古臭い漫才でいいじゃないか。それを突き通せ。
・ナイツ
抜群の安定感。しかし、爆発力に欠けるところは否めない。
・笑い飯
鳥人並みによかった。9年もこの力を維持しているのはすごい。
・ハライチ
面白いんだが、もう一度見たいとは思えない。
・ピース
期待値が大きかった。もうちょっと面白いと思ったのだが。
・パンクブーブー
このネタはよくできているし面白い。前王者の面目躍如だろう。

ファイナル
パンクブーブーの失速は、吉本のチームオーダーと揶揄されてもおかしくない。
おかげで、スリムクラブと笑い飯の一騎打ちとなった。
スリムクラブは、初見の有利さもあって堅実に笑いを取った。どっちが受けたかといえば、僅差でスリムクラブだろう。笑い飯は明らかに少し失速していた。
今日一番面白いコンビは確かにスリムクラブだったかもしれない。
だが、最後のM-1王者の冠を戴くのに相応しいのはと考えたとき、それはやはり笑い飯だと思う。
M-1によって見出され、M-1によって育てられた笑い飯。彼らこそ、最後の王者に相応しい。
おめでとう。面白かった。