テレビ番組で漁師さんが出てきた。真っ黒に日焼けして、満面の笑みを浮かべたいかにも漁師という人だ。歳は七十三だという。とてもそうは見えない。
漁師さんみたいにはいかないが、私もカエルの餌を採りに行くときは、さながら猟師のようになる。
草むらを足でかき分け、少しでも動くものを目で追う。獲物を見つけると、手網でさっと掬うのだ。
そろそろ蚊の季節である。目の前を飛んでいく蚊を手で掴む。ぐっと握ってから手を開くと、べちゃっと真っ赤な蚊がそこにいる。こないだなんか、耳元に飛んできた蚊を、首を横へ肩に押し付けて殺したほどだ。
人間、最後に残るのは本能である。近代になって上書きされた知能ではなく、生きるために最低限必要な本能だ。
あてにならない年金など必要ない。老後は狩りをして自給自足でもしようかと、本気で思う。
月: 2007年6月
入梅
つゆいりと入力して変換したらこれが出てきたので放置プレイ。
今年はちょっと遅めである。ラニーニャの影響で猛暑が予想されているが、猛暑の前に来るのが空梅雨である。
既に四国地方では水不足に陥り、取水制限をしているところもある。
降っても降らなくても困るが、程々にならないのがおてんとさまのすることなのだ。
新台風情報
この6月からテレビなどで発表される台風情報の表記が新しくなった。
台風の進路外で起こる被害や、情報不足による被害拡大を防ぐため、よりわかりやすく、より正確になったはずだが、ちょっと引っ掛かったので書いておく。
まずこれを見ていただきたい。これまで時間ごとの円で示されていた暴風警戒域が、つながって表示されるようになった。
これは非常にわかりやすい。警戒すべき地域が一目瞭然である。
問題はこれだ。これまで、12時間毎に表示されていた予想進路が、3時間刻みになった。
確かに、情報としては細かいが、非常に見にくくてどの円がどの時間なのかわかりづらい。
ただでさえ台風の進路予想は難しく、時間が経てば経つほどその予想の確度は低くなるのに、これでは混乱を招きかねない。
どうせなら、3時間後、6時間後、12時間後、24時間後、くらいにしておいたほうが見やすいと思うのだが。
情報を細かく提供してくれるのは結構だが、もっとわかりやすい工夫が必要だと思う。
その辺、たぶんテレビ局はもっとわかりやすいくやってくれるだろう。今年は暑くなりそうなので、台風も巨大化するだろう。これで少しでも被害が抑えられればいいのだが。
ツボカビ
とうとうこの時が来てしまった。カエルを絶滅に追いやる恐怖のツボカビが遂に日本に上陸した。
しかもペットではない、野生種からの発見だ。これは、既にツボカビが日本に入り込んで蔓延していることを示している。
たかがカエルと侮るなかれ、生態系を根底から破壊する由々しき問題なのだ。
当然、これはカエルを飼っている私に直結する問題でもある。
今のところ、うちのけろちゃんずは元気だが、私がどこかからツボカビを運んでくる可能性もあるのだ。
ツボカビを絶滅させることは不可能である。我々にできることは、ツボカビの蔓延を最小限に止めることしかないのだ。
繰り返すが、もし日本からカエルがいなくなれば、それは両生類の絶滅を意味し、生態系に絶大な影響を及ぼすことを、心に留めておいてほしい。
http://www.env.go.jp/nature/info/tsubokabi.html
くっちゃくっちゃ
という食感の食べ物が好きだ。ガムでは硬い。羊羹も歯ごたえが浅い。こんにゃくもあっさりしすぎて違う。
ういろうがばっちりだ。食いついたときの口元にまとわりつくような感じがいい。
ミスドのポンデリングシリーズも好きだ。普通のドーナツならかさかさするところを、ポンデリングはくちゃっと食いつける。
黒ゴマがなくなって久しいが、今度抹茶が新しく仲間に入ったらしい。黒ゴマうまかったなあ。
仮面ライダー電王
この時間は大概仕事か休みでも寝てるのでなのであまり観る機会がないが、たまたま時間が合ったので観てみた。
一言で言うと、なかなか面白い。
最近の仮面ライダーシリーズはストイックなものが多過ぎて、本来子供向けであるはずがターゲットがかなり曖昧になっていた。
電王はかなりアットホームな雰囲気になり、一見難しそうなプロットはよく見れば単純だということがわかる。
イマジン(悪も善もいる)という未来からの生命体と契約して仮面ライダーとなるのだが、二人羽織りのような感じで掛け合いが面白い。
史上最弱の主人公設定も興味深い。普段の会話は物凄く弱弱しい。いろんなイマジンに取り憑かれていろんなキャラになるそうだ。
シリーズ構成やメインの脚本が女性というのも珍しい(と思ったがそうでもないようだ)。一話だけしか観てないが、シナリオはかなり高レベルだと思われる。
ついでに最近の特撮ものへ苦言を呈しておこう。キャスティングに同じ年齢層の俳優ばかり集めてはだめだ。学生の自主制作じゃないんだから。一人でもいいからベテランを入れないと、芝居も画面も単調になってしまう。前作のライダーがそうだった。
その点電王は、石丸謙次郎さんが出ておられるので、かなり渋めにまとまっている。
あまり観る機会がないが、久しぶりに私のメガネに適った特撮ものである。
iPod Shuffle
いやあ、まさか自分が音楽を聴きながら街を歩くようになるとは思わなかった。
欲しいと思ったことはないが、与えられれば便利に使うにこしたことはない。
シンプルに音楽を聴く機能だけしかないので、使い勝手もいい。
リセットさえかけなければ、スイッチを切っても続きからシャッフルしてくれるのも嬉しい。
好きな曲をシャッフルして聴くというのは、実は長年の私のスタイルでもあったのだ。
その昔自分で買ったCDプレイヤーも、5枚一度にセットできて、全ディスクからシャッフルして聴くことができるものだった。
仕事でマックを使うようになってiTunesの存在を知り、やがてWin版も登場し、CDの聴き方も随分変わってしまった。
今や音楽配信が急成長だが、やはり何か物足りない気がする。データではなく、しっかりとした物的音源を大事にしたいと思うのは、今となっては古い考え方なのだろうか。