鉄道公安官からの流れを汲む鉄道系刑事ドラマである。関西ではよく再放送され、暴れん坊将軍とともにかなり数字を取っている。
2クールで全7シリーズ製作され、はぐれ刑事純情派とともにアクションの少ない人情派刑事ドラマの基礎を築いた。
ロケの多いドラマで、たぶん製作サイドは大変だったと思うが、旅情編と名の付くとおり旅情たっぷりの脚本と演出が素晴らしい。
主演の三浦洋一は2000年に亡くなっており、存命であれば日本のテレビドラマは幾分か面白くなっていたはずだ。
妹役の相川恵里とのやりとりもほのぼのとしていて、兄妹愛を感じさせる微笑ましいものであった。
現在、最終第7シリーズが朝日放送で午前中に帯で再放送している。