年末年始、あちこちの番組で見かけたカンニングだが、中島が急性リンパ球性白血病で緊急入院した。白血病はかつて死の病などと言われていたが、近年は医療技術の進歩により完治できる病気となった。早くよくなって復帰してもらいたい。
芸人に限ったことではないが、思わぬ病気で命を落とした芸人は少なくない。大阪で次代を担う女漫才師であった非常階段のミヤコが、番組の企画で受診した精密検査でガンが発覚、残念ながらそのまま亡くなってしまった。
バイク事故で顔面に著しい損傷を受けてしまい、死の淵を彷徨った千原兄弟の弟、Jrだが、それ以前にも急性肝炎を起こして死にかけている。
Jrが肝炎を起こした少し前には、ベイブルースという漫才コンビの河本が劇症肝炎で急死している。そのため、Jrも一時期真剣に危ないのではないかという噂が流れたほどだ。ベイブルースが現役ならば、間違いなく現在のテレビを賑わせているはずだった。
人間、地位や名誉より、何をおいてもまず健康が第一である。つくづく思う。
笑い男
攻殻機動隊のビデオシリーズ、STAND ALONE COMPLEX(以下SAC)に登場する重要なキーワードであり、人物である。サリンジャーの小説「ライ麦畑でつかまえて」から引用され、かなりの頻度で劇中に登場した。
今回は別にSACの話ではなく、仕事でQUICKTIMEをいじっていて、こういうものをつくってしまったので紹介しておこうという手前味噌なものだ。
リンク先はMOV形式のムービーファイルになっているので、そのままクリックするのではなく、必ずローカルにダウンロードしてからご覧いただきたい。
パソコンショップへ行ってモニタに表示するのも一興だろう。店員に怒られても当方は一切関知しない。
アストロファイター

79年データイースト。
シューティング。データイーストの業界デビュー作。4種類の敵を突破して、ボスを目指す。敵の編隊は撃ちもらすとやりなおし&自機の高さが一段上がるので、速やかに倒す必要がある。更にエネルギー制なので撃ちもらすとボスまで届かないだろう。
斜めに飛んでくる敵弾は少々厄介である。4種の敵を撃破するとボスの登場となるが、その呆気ないほどの弱さには驚くことだろう。ボスを倒すとエネルギー補給となる。GSと書いてあるのはガソリンスタンドの意か?
タイトルだけではピンと来ないが、画面を見れば思い出す人も多いと思う。カラフルな画面も当時はまだ珍しかった。私も旅館のゲーセンでやりまくった思い出がある。
喪中につき
初詣に行けない。別に行かないところでどうということはないが、初詣に行かないと、正月にすることがない。今年は体調もあまりよくないのでゆっくり休めるのは休めるが、あまりにだらだらし過ぎて、逆に体調がおかしくなりそうだ。
そういえば、祖父の没後一ヶ月は、宗教上肉類が食えなかった。いわゆる四足の生き物の肉が食えない。だから鶏肉は大丈夫だった。ちょうど吉野家の最後の牛丼と重なり、天を仰ぎながら内緒で食べたものだ。
一月肉が食えないのは、かなり辛い。私はそれほど敬虔な宗教信者でもないので、外出すればお構いなしに肉食していたが、よく考えてみれば肉中心の食生活であることに気づいた。
もうすぐ喪が明けるが、また何か制約でもあるのだろうか。
年末年始のお笑い芸人
質の悪いお笑いブームということで、大して面白くない芸人もこぞって年末年始のテレビを賑わした。ギター侍は去年のテツandトモを彷彿とさせるような使い回されっぷりで、ちょっとかわいそうな気もした。さて、来年はどこにいるのだろうか。
個人的にはあまり好きではない長井秀和だが、「登竜門F」で見せてくれたバイオハザードネタはよかった。もともと得意なんだから、ああいう動きネタもいいと思う。と褒めたら、「爆笑ヒットパレード」で噛みやがった。残念。
関西地区では、毎年年末に「オールザッツ漫才」という番組を朝までやる。若手中心でマニアックな芸人も多数出るので毎年楽しみなのだが、そういえば今年はリットン調査団が出ていなかった。リットンもいよいよなのだろうか。で、この番組で奇しくもM-1の再対決、笑い飯、トータルテンボス、ポイズンガールバンドがネタみせをした。
もちろん笑い飯の圧勝だったが、トータルテンボスが意外と大阪の若手芸人に受けていて、ケンドーコバヤシがしきりに絡んでいた。ポイズンガールフレンドも番組の賞金を獲得したので、東京招聘組はそれなりに何かしら得て帰ってくれたと思う。
東京と大阪を行き来して終日テレビに出ずっぱりといった芸人も多かった。確かにしんどいとは思うが、年末年始にお声がかかるというのは芸人として本望である。今年一年も精進を重ね、来年も同じような、またそれ以上の仕事ができるようにがんばってほしい。
2004年
今年は災害が猛威を振るった一年であった。細い日本列島を軒並み狙い打ちした台風、改めて地震国であることを認識させられた中越地震、海外でもM9.0という超大型の地震が引き起こした津波で、8万人以上が犠牲になった。来年はあの阪神大震災から十年、いつか起こりうる我が身への災害について真剣に考えさせられた。
個人的には、近親者の死というものを体験した。一つ屋根の下で暮らしている家人の死を、初めて目の当たりにした。悲しいというより寂しい気持ちが大きかったのは自分でも不思議だった。
そして、新たな命も生まれた。まったく、赤ちゃんというのは実にうまくできている。周りにいる全ての人間がそれを守ろうする。子供が嫌いという人がいるが、それはたぶん遺伝子が傷ついているのだろう。人間はそういう風にできていないとおかしいのである。
さて、今年も思えば相変わらず冴えない一年だった。たぶんこのまま歳をとっていきそうな気がする。世の中、勝ちだ負けだとごたごたぬかしているが、そんな腐った世の中に浸っていると、まだまだ丸くなるわけにはいかないと思うのである。
来るべき新年に向けて、目標や抱負は何もないが、やはり健康だけは大事だと本当につくづく思う大晦日である。皆さんよいお年を。
