カプコン系のゲームポータルであるダレットが運営するコミュニケーションゲームだ。
こういうのが日本で定着するのはかなり難しいと思う。
ゲーム性を無視して同じようにコミュニケーションを売りにして始めたときメモオンラインも一年もたずに潰れたし、海外で人気のセカンドライフも日本では今一つだ。
何より、ノンゲームでは資金回収が非常に難しい。ゲームでさえ四苦八苦しているのに、アバターに金を払うプレイヤーが果たして何人いるだろうか。
例えば、カプコンには大人気のモンハンや、正式サービスを控えているストリートファイターオンラインがある。
それらと連動したコンテンツや、関連したコンテンツなどを導入すれば、プレイヤーの裾野も広がるのではないだろうか。
イベントが少ないのも問題だ。運営が主催するもよし、ユーザーに委ねるのもよし。
コミュニケーションを売りにするなら、プレイヤー同士の接点をもっと増やすべきだと思うのだが。
ドルアーガの塔 -the Recovery of BABYLIM-
コンシューマやアーケードで一世を風靡した、あのドルアーガの塔のオンラインMMOだ。面クリア形式のパズルアクションを大胆にMMORPGに仕立て上げてしまった。
あの、とは言ってみたが、私はあまりプレイしたことがない。
思い入れのあるプレイヤーは楽しめるかもしれないが、我々のようなプレイヤーは他のゲームと大して変わらない印象を受ける。
敵を倒し、レベルを上げ、アイテムを獲り、クエストをこなし、塔を探索する。どこにでもあるようなMMOだ。
グラフィックも美麗ではないし、アクションに特徴があるわけでもない。
それでもこうやって運営できるのは、ドルアーガの塔というネームバリューのおかげだろう。
その日みかつうに何があったのか
日本橋で買い物を済ませ、開演まで時間があったので難波から御堂筋を北上した。
とことこ歩いて阪神高速の高架が見えるころ、腹にたまってきたガスを抜こうと、人通りの切れた頃を見計らってすかしてみた。
それは、おならだけが出るはずだった。
違和感を感じてすぐに力を入れたが、これはたぶん無事では済んでないだろう。どこかでトイレに入って確認する必要がある。
船場センタービルの細い通りを抜けて、トイレに入った。
幸い大事には至らなかったが、これから芝居を観に行くというのに、不安要素を抱えては集中できない。
梅田でいつものオムレツを食べた後、軽い便意を感じたので駅前第1ビルのトイレに入った。出るものは出し切っておきたいというのもあって、和式に入った。
いつも和式に入るときは、ポケットの中のものが邪魔になるので出しておく。特に財布をいつも後ろのポケットに入れているので、そのまま屈むと腿が圧迫されるのだ。
財布を出すときは、いつもは扉に立てかけておく。自分の進路に置いておくと、絶対に忘れないのだ。
だが、その日は、目の前の予備トイレットペーパーケースの上に置いた。目の前にあるので忘れないと思いがちだが、立ち上がってしまうと途端に視界から消えるので、危ない。
案の定だった。
トイレを済ませて買うものがあったので商品を取って財布に手をやろうとして、ポケットがぺらぺらなのに気づいた。
商品を棚に戻して急いで先刻のトイレに戻る。財布の中には金もそうだが、チケットも入っているのだ。
トイレを出てから十分くらいだろうか、戻って和式の個室を見てみると、そこに財布はあった。
よかった、と鏡に向かって一人呟くと、チケットを確認した。
チケットはあったが、チケットしかなかった。チケットを確認するために、退けなければならない千円札が、全てなくなっていたのだ。
「やられた・・・」
いつものセオリーを踏襲せずに、財布を置き忘れた私の不注意には違いないが、わずか十分の間に忘れられた財布から現金だけ抜いていくという、大阪の恐ろしさを改めて痛感した。
現金だけ抜いていくというのは、かなり慣れている。そういう場に数多く遭遇している人間の所作だ。
このあたりはホームレスも多い。確か、障害者用トイレに掃除のおばちゃんもいた。
被害額が少なかったのと、何より財布を忘れたのは自分の不注意なので、私はすごすごと会場へ向かった。
友人にこのことを話すと、「悪いことがあった分、そのうちええこともある」と励ましてくれたが、それなら、宝くじで3億円が二回くらい当たらないと割に合わない計算になる。
まったく、盗んだ犯人より、大阪の恐ろしさより、自分の不甲斐なさに未だへこんでいるのは確かだ。
イッセー尾形のこれからの生活 2008 春の新ネタ in 京都
今年もシティボーイズとはしごである。ちょっときついw
・フラダンス
フラダンス教室に通う広島のおばあちゃん。時間より早く来たのか、教室の外で練習をし始める。方言ネタの割合が増えてきた。
・パーキング
続いて方言ネタ。しかも京都。パーキングで誰かを待っているツナギの男。キャデラックを当てこすったらしいので持ち主に謝ろうとしている。そこへ持ち主が。だんだんボロを出していく王道パターン。
・動物園
動物園にやってきた若い女性。一緒にいるのは女の子とその父親。再婚へ向けてのデートらしい。女の子の気を懸命に引こうとする。しかしこうまで老若男女問わずによく演じ分けられるものだ。すごい。
・映画館
映画を観て自分が泣いたのを見て笑った男にいちゃもんをつけるヤクザものの男。しかしだんだん相手の素性に同情し始める。パーキングとこれは、イッセーさんが映画のロケで大阪や京都に来たときにつくったらしい。
・立体落語
老人ホームの慰問に来たうだつの上がらない落語家。妙な間と話が逸れるのがたまにきず。独特の間がたっぷり楽しめる。
・社宅
同じ社宅に住む部下のところへおじゃまする上司。なぜか何気ない話をしたがって困らせる。一瞬だけ聞き逃したところがシナリオの重要なところだったようで、最後まで本筋がわからなかった。反省。まだ前日のことを引きずっているのよ。
・おじい
昔話をするおじい。幻の魚を釣るべく奮闘する。ショートネタ。
・日比谷公園ライブ
確かこのキャラはベランダライブの女の子。今日は日比谷公園でバンジョー片手にいつものライブ。
講演の案内に、新旧織り交ぜて、みたいな行があったので昔のネタが観られるかと思ったら、全部新作だった。まあそれもよし。
タイトルが今年から「これからの生活」になっている。次のステップへ、という意味だろうか。
どんな「これから」を見せてくれるのか、まだまだイッセー尾形がとまらないのは確かだ。
May.10,2008 京都府立文化芸術会館


