飽きない美人

美人は三日で飽きるとよく言われる。いや実際そんなもんだ。
ヨンアちゃんなんかかわいいなあと思ってたが、あまりにかわいすぎて飽きてきた。どうせ人妻だし。
今年は女子アナもエースどころは軒並み結婚して、残るは市川ぴろりんくらいなもんだ。
そんな中、毎日見ても全然飽きないキャスターがいる。島ひとみさんだ。
局アナではないが、ニュース読みを中心としたフリーアナウンサーで、現在はNHKBSニュースのエースだ。
クールビューティといった清楚な感じで、ストレートロングの黒髪が美しい。
ニュースという番組の性格上、なんとなく冷たい印象を受けるが、ごくたまにおちゃめな一瞬がある。
BS列島ニュースという番組の最後の締めで噛んでしまい、画面が引きになると、カフを下ろしながらちょっとだけ身じろぎをしたのだ。
言葉で書くとわかりにくいが、その様子は「あーあ、噛んじゃった」という言葉が聞こえてきそうなくらいだったのだ。
なまじクールなだけに、ちょっとしたことでもすぐに誇大妄想を引き起こしてくれる。
そんなひとみんに会いたくなったらNHKBS1のBSニュースをチェックだ。いつ出るかはわからないぞ。

熱海の捜査官:終わってない最終回

ごっつのショートコントから、シティボーイズの演出、時効警察やいろんな映画など、三木聡さんは尊敬している作家の一人だし、大好きなのだが、あえて言わせてもらう。

何!?、あのラスト!?

最終回のはずだが、何一つ解決していない。
電源を貸してまで空と海と虹の会に協力していた市長の本当の狙いは?
甘利レミーの映画は?
結局のところ失踪した四人と四十万の関係は?
看護婦を殺害して復活した平坂の真の目的は?
占い師はどこへ行ったのか?
ボトルメッセージが示す第2のステージとは?
星崎は、ラインを越えてどこへ行ったのか?
「2」の意味は本当にそれだけなのか?
え?まさか、パート2?えー、そうなのォ???

鉄道・絶景の旅~山陰本線・前編

鉄道も好きだし島根も好きだし、楽しみに番組を見ていたら、BSの番組というのはやっぱり予算がないせいか、とんでもない内容になっていた。
二条駅を紹介した後、ホームから見える大文字。京都には大文字は左右二つあり、画面に映っているのは左大文字だ。
ナレーションはこれを、如意ヶ岳の大文字と紹介した。如意ヶ岳は右だ。
もう一つ、保津峡駅で降りたカメラが、保津川を覗き込んで、保津川下りの船が見えるといって映し出したのは、ゴムボートにヘルメットといくつものオール、どう見てもそれはキャニオニングの船だ。
一般的に保津川下りの船といえば、舳先の尖った木製の船に、船頭さんが長い竿を持っているあれでなければならない。
予算が少ないとはいえ、こういういい加減な番組をつくってもらっては困る。
これを書き終わった後、BS朝日にメールでも送ってみようかと思う(送ったった)。
全然余談だが、流れたポッキーのCMで細野さんのあまりのおじいちゃんぶりに涙が出てきた。

世界柔道やってまんな

どっかの野球チームとは違って、こちらは金メダルラッシュだそうで、安心して観ていられるってもんだ。
しかも今年の世界柔道は東京開催(あれ?こないだ大阪でやってなかったっけ?)ということで、リアルタイムにニュースが入ってくる。
そんな世界柔道だが、この大会の前に、ルールの変更があったようだ。
スポーツのルール変更といえば、日本人外しみたいなことが過去にたくさん行われてきたが、今回は少し違う。
柔道は相手同士で組み合うものなのに、近年タックルや抱きつきなど、レスリングのような試合運びが増えてきたので、本来の柔道のスタイルに戻すべく、これらを厳しく取り締まろうというのだ。
そういえば、オリンピックなんかでも、急にタックルしてきたり、組み合うのを逃げるような外国人選手を多々見かけた。そういうのが、今後は反則になるのだ。
あえて言うなら、日本人に有利なルール変更と言えよう。
今回の金メダルラッシュはそれが理由かどうかはわからないが、ともかく、日本人選手の活躍は手放しで喜ぶべきだ。
ロンドンは任せたぞ。

男女7人夏物語研究:第2話「接吻」Cパート

#シーン1:定食屋
食事をしている良介。そこへ桃子が。互いに気付く二人。渋々相席をする。
良介が食べているのは肉じゃが。桃子は鮭フライ定食を注文する。二人とも常連のようだ。
野上のことを訊く桃子。野上が良介より二つ上ということがわかる。
千明のことを訊く良介。互いに反発する。
NG寸前でシーンは終わる。
前パートのコインランドリーと、二箇所で偶然二人を出会わすことによって、この偶然が必然であることを示している。

#シーン2:レストラン
千明と妹が食事している。名前はのりこ。食べているのは何か肉っぽい。
両親が仲が悪く、母親と千明がうまくいってないことが台詞からわかる。
妹は気ままに暮らしているようだ。まだ学生らしい。
しかし本当の姉妹のように似ている。

#シーン3:千明の部屋
一人寂しそうに街を歩いて帰宅した千明。
ベッドで本を読んでいる。タバコを取ろうとカバンを探っていると、名刺が出てくる。
良介の会社はグリーントラベルビューロー、役職は主任。場所は港区と読めるが未確認。貞九郎は白雲ブライダルホテルで、フロアマネジャー。渋谷にある。
三人の名刺を眺めている千明。

#シーン4:良介の部屋
電話が鳴る。パンフレットが置いてあるので良介の部屋。
風呂場からバスタオルを巻いて出てくる良介。千明の電話に驚く。
明日からニューカレドニアへ行く良介。帰ってきたらなぐさめてあげると千明。
飛び上がって喜ぶ良介。バスタオルをはだけるところはアドリブっぽい。
会話の中で、桃子に会ったかと訊く千明。二人の関係を探っている様子が窺える。

#シーン5:千明の部屋
受話器を置いて、持っていた良介の名刺を手裏剣みたいに投げる千明。
意味深なカットだ。シナリオにあったのだろうか。

#シーン6:野上の職場
電話がかかってくる。相手は香里。公衆電話からかけている。海のそばであることから、恐らく職場の近くだろう。
適当に話を合わせる野上。会いたいという香里に、みんなで会おうという野上。
へそを曲げて電話を切ってしまう香里。
あちゃーと野上。四人の名刺を机に広げる。
千明は株式会社メッツ東京、地金部購買課。千代田区内幸にある。美和子はやはり西武球場。営業推進課とある。桃子はフリーなので名前だけ。香里は、三光照明株式会社、照明デザイン研究所とある。場所は港区海岸。
その香里の名刺を摘み上げる野上。

#シーン7:バー
結局会って飲んでいる野上と香里。
野上の心を探る香里。野上はのらりくらりとかわす。
千明に忠告されたことを話す香里。野上も千明から電話があったことを話す。
香里は千明が自分にやきもちを妬いていると思い込んでいる。
積極的にアプローチをかける香里。

#シーン8:街角
雨が降っている。階段をくねくねと走って下りてくる野上と香里。
タクシーで帰ろうと言う野上にキスをする香里。
さあどうなる。

男女7人夏物語研究:第2話「接吻」Bパート

#シーン1:ホテルの一室
窓のカーテンを開ける香里。鏡の前へ行き、口紅で「さよなら」と書く。妻子持ちの男と別れるシーンだ。
シャワーを浴びている男に靴を投げつけ、部屋を出る。
今ではすっかりベタな演出だが、画面的にはわかりやすい。
投げつけた男の靴の踵が高いのがやや気になる。男は声だけで、特に設定はない。

#シーン2:千明の部屋
ベランダで食事をしている千明と香里。
男と別れた報告をする香里。しかし千明はどこか不安そう。
野上の性格を警戒し、付き合おうとする香里を諭す千明。
香里は、千明が野上を好きだと誤解し、反発して部屋を出て行く。
男に一途な香里に、自分の説得が通じない千明。その理由が自分の直感だけというのが、香里を強く説得できない理由になっている。

#シーン3:良介の部屋
また三人で集まっている。先日のビヤホールの話をする貞九郎。
相手の話をする度に、画面上ではインサートカットが入る。視聴者にやさしい演出だ。
恋愛に本気にならない野上を軽く諭す良介。千明に思いを寄せる貞九郎だが、二人にはひた隠し。
三人で食べているのはLLヌードル。東洋水産が販売していたカップヌードル型のインスタントだ。
このシーンのBGM、陣内さんのロッカーズのような気がするのだが、情報求む。陣内孝則の「モダン・バージン」であることが判明。

#シーン4:香里の職場
名刺を取り出して電話をかけるが、受話器を置く。
野上の名刺には、長瀬商事株式会社本社営業部機械一課、とある。ちなみに住所は、港区西新橋7-2-4。もちろん架空だ。

#シーン5:野上の職場
デスクに電話がかかってくる。相手は香里ではなく、千明。
千明は、香里を傷つけるなと野上に言う。野上が遊び人だということを見抜いて警告してきたのだ。
千明は、野上が自分と同じような境遇だから、本気で人を好きにならないというのだ。
話半分で聞いている野上。人の忠告を素直に聞き入れるような男ではないだろう。
千明は、なんとか香里にちゃんとした男と付き合って欲しいがため、今後も説得を続ける。自分のことはさておき、友達思いの彼女の性格が表れている。
公衆電話の上に積まれた十円玉が時代を感じさせる。

#シーン6:コインランドリー
洗濯しにやってくる桃子。そこへ良介もやってくる。気付かない良介。
やがて桃子に気付くが、小銭を忘れた良介。両替もできず、帰ろうとするが、桃子が貸してくれるというので借りる。
だが洗剤も切れていて、貸そうという桃子に「男がすたる」と、誰かが忘れていった洗剤を勝手に使い始める。
するとそこへ、ガラの悪い男達がやってくる。良介が勝手に使った洗剤は彼らのものだった。
良介に絡むパンチパーマの男。コインランドリーに緊張が走る。謝る良介。
男達は去り、事なきを得た。強がる良介を茶化す桃子。
もしかすると、以前にも二人はここで顔を合わせていたのかも知れない。

ではCM。

男女7人夏物語研究:第2話「接吻」Aパート

#シーン1:ビヤホール
いろいろあって出会った7人の男女。良介と桃子にとっては驚愕の再会だ。
それぞれ事情をお互いに説明する二人。
一つのテーブルを囲む7人。桃子に詰め寄る良介に謝る千明。
互いに紹介しあうが、貞九郎はとことん敬遠されてしまう。野上がなんとか場を収めるが、当然いじける貞九郎。
野上に付きまとう桃子の要領のよさを嘆く千明。他の女性陣も同調する。良介は関係ないからと一蹴。
乾杯の後、それぞれの素性が語られる。
女性陣四人がダイヤモンドガールズというコンパニオンだったことが、ここで初めて出てくる。
食事の席でもいじられる貞九郎。ますます落ち込む。美和子は酒癖が悪いようだ。野上と香里が目配せをする。
男性陣が大学のボクシング部だったことも初めてここで出てくる。
落ち込む貞九郎を厳しく諭す千明。しかしますます落ち込む貞九郎。

#シーン2:洗面所
前シーンの貞九郎の台詞「僕はウンチやおしっこだけの人間じゃないよ!」を受けてのシーンチェンジ。小憎い。
廊下で出会う野上と香里。いきなり抱き寄せてキスをする。立ち去ろうとする野上を香里が引きとめ、もう一度キス。その光景を千明が見ている。

#シーン3:ビヤホール
テーブルに戻って。酒が入って話が盛り上がっている。
野上とキスしたせいか、香里のテンションが高い。
そんなぶりっ子の香里に絡む美和子。千明がテーブル下から足蹴り。話をごまかしてその場を収める。
野上は相変わらずのプレイボーイぶり。いじけてる貞九郎をたしなめる千明。良介と桃子はずっと小競り合い。

#シーン4:タクシー
千明と貞九郎が乗っている。
謝る貞九郎を諭す千明。

#シーン5:タクシー
野上と香里と美和子が乗っている。野上と香里は隠れて手を握り合っている。
野上の仕事の話。工業用ロボットを扱う仕事をしていることが説明される。

#シーン6:駅前から商店街
地下鉄人形町駅から上がってくる良介と桃子。同じ方向なので一緒に帰る。
商店街でいろいろ買い物をしては良介に持たせる桃子。ちゃんと付き合ってる良介は優しいと思うのだが。

#シーン7:清洲橋近く
良介のマンション近くまでやってくる二人。相変わらず口ゲンカしながら。
互いの家が橋を挟んで向かいにあることが台詞でわかる。

#シーン8:良介のマンション
部屋に帰ってくる良介。
カバンを放り投げるが、豆腐を持っていたことを忘れて一緒に放り投げてしまう。

#シーン9:桃子のマンション
台所でなにやら散らかしている桃子。
そこへ良介が潰れた豆腐を持ってやってくる。ブーたれる桃子。だが出て行こうとする良介を引き止める。流しの水漏れを直してくれという。
親切に直してやる良介。桃子は部屋でくつろいでいる。
そこへ仕事相手の男性から電話。必死で作業している良介を横目に、楽しそうに電話で話す桃子。
互いの印象は最悪のようだ。
が、しかし、良介の「なんちゅう女や」や、桃子の「私はあなたの恋人でもなんでもない」という台詞は、逆の心理を表している。本音ではどこか惹かれるものがあるのだが、近づくと反発する、磁石のような関係だ。
ケンカをしながらも、二人はだんだん気になる存在になっていく。
このパートで、7人の関係が大まかにまとまる。
野上は香里と、千明は貞九郎と、良介は桃子と、なんとなくこれからの展開を予想させる感じだ。
美和子はシナリオ上、持て余したような存在になってしまい、使いどころが少ないのが残念だ。

ここで一旦CM。