愛・地球博の解せない言い訳

内覧会の新聞記事だったと思う。博覧会会場は、飲食物の持ち込みが禁止されている。それはわかるとして、手荷物検査で見つかった飲食物は、その場で廃棄されるというのだ。
愛・地球博と銘打ちながら、全く愛がない。いかなる理由があろうと、食べ物を廃棄することはあってはならない。目の前で母親の作ったお弁当を捨てられる子供の身にもなってみろ。
運営側は、テロや食中毒の対策だと言っている。テロ対策ならば、手荷物の持込は全て禁止にすべきである。食中毒対策というのも、まさか他の客に持ち込んだ食べ物を配るとでも言うのか。
つまりは、飲食物は全て会場内で購入させるようにして、売り上げを上げようというそれだけの理由である。たぶん、どこかとどこかが癒着でもしているのだろう。
この博覧会に行くことはないと思うが、運営側はもう少し足りないおつむを働かせてほしいものだ。

ライブドアvsフジテレビその2

経済戦争はライブドアに軍配が上がった。ニッポン放送を手中に収め、最終目標であるフジテレビは目前である。だがここにきて、新たな火種が持ち上がった。ソフトバンクの参戦である。
相変わらず経済的なことはよくわからないが、ソフトバンクの参戦により、現在フジテレビの筆頭株主はニッポン放送ではなくなった。つまり、ライブドアがニッポン放送を通してフジテレビに介入することができなくなったのである。もちろん他に方法はいくらでもあるのだろう。
プロ野球では楽天に奪われ、今度はソフトバンク、つまりヤフーである。個人的な意見を言えば、フジテレビはソフトバンクと手を組んでテレビとネットの融合うんぬんを始める、と思う。
前回、ライブドアに風穴を開けてほしいと言ったが、ぶっちゃけ、主権は手に入れて欲しくない。あくまでもライブドアには構造改革の切っ掛けになってほしいのだ。
ライブドアが主権を手に入れるには、堀江氏はあまりにもガキである。いろんな意味で。と同時に、フジテレビを始めとする既存メディアの連中は、あまりにもジジイなのである。
ガキとジジイの争いは、大人によって収拾され解決する。堀江氏にはぜひ今回も苦渋を味わってもらい、いい大人になっていただきたい。ジジイは放っておいてもいずれ消え去るのだから。

ああ花粉症

たぶん前回の大発生の年に初めて罹ったと思う。以来、この季節になると鼻を中心に症状が出る。
今年はその大発生年ということで騒がれたが、冷え込みが長引いたせいで私は大丈夫だった。しかしこのところの陽気で、今年もめでたく罹患となった。
ひどい人はほんとにひどいそうだが、私は軽度な方である。外出しなければ薬なしでも症状は治まるし、症状が出ても鼻水鼻づまりどまりなので、それほど深刻ではない。
花粉症対策のため、スギを伐採しようという意見もあるが、それは本末転倒だろう。それだけ地球環境が変わってきているということで、地球は人間を追い出そうとしているのだ。
冬も終わり、暖かくなって花の季節到来である。いや、鼻の季節か。

福岡で地震

神戸で仕事中、私は一人でじっと座っていたので、ゆっくりとした大きな揺れを感じた。職場はビルの6階。部屋のものが揺れるということはなかったが、なんとも気味の悪い揺れ方だった。
ふと、震災のことを思い出した。私は12時間差で難を逃れているのだが、もしこれが余震で大きいのが来たらどうしようと、とりあえずドアの方に逃げて、ドアは変形して開かなくなるのを防がないと、などと思いながら仕事をしていた。
帰宅してニュースを見ると、それが福岡で起こったM7.0の大地震だということがわかった。それほど大きな地震だったとは。
被害はあまり大きくはないようだが、日本という国はどこにいても地震の脅威に晒されているのだとつくづく思った。

誕生日

三回り目の年男である。だからなんだと言われても何もないが。
とりあえず、焼肉を食わせてもらえることになっている。もちろん、家でだ。なぜか我が家では、私の誕生日だけが焼肉の日となっている。今年は嫁に行った妹のリクエストで、土曜日にすることになった。なんでお前のリクエストに応えなあかんねん。ま、甥の顔も見たいのでよしとしよう。
誕生日というのは、親に感謝する日である。決して私がめでたいわけではない。人生の半分といったところだろうか。今年に入って急に体調を崩しがちになり、来る厄年まで保つかどうか。
では、今日は何の日。

1333年 鎌倉幕府により隠岐に流されていた後醍醐天皇が、島を脱出し京に向かう(閏2月)
1381年 辛酉革命の為、北朝が永徳に改元。1384年に至徳に改元
1446年 ベルギーで世界初の宝くじ発行
1582年 教皇グレゴリウス13世が暦法改正の勅を発する(グレゴリオ暦)
1843年 南町奉行・鳥居忠耀の策略により北町奉行・遠山景元が閑職の大目附に左遷。2年後、遠山の策略により鳥居が失職し遠山は南町奉行に復帰
1848年 二月革命でフランス王ルイ・フィリップが退位
1854年 ペリー一行が横浜で有線電信機を実験。日本初の電気通信
1868年 江戸幕府がミシンの講習会を開く
1868年 天皇の江戸滞在中は太政官も江戸に置くことを決定。事実上の東京遷都決定
1868年 洋学者・柳河春三が、初の日本人の編輯による新聞『中外新聞』を創刊
1873年 明治政府がキリシタン禁制の高札を取り除き、キリスト教を黙認
1879年 「医師試験規則」制定
1898年 日本鉄道の機関手ら400人が鉄道初のストライキに突入。上野~青森が運休
1901年 奥村五百子らが戦歿兵士遺族救護活動の為に「愛国婦人会」を創立
1904年 第1回旅順港港口閉鎖作戦を開始
1906年 堺利彦らが日本社会党を結成
1920年 ナチスが初の党大会を開催
1933年 国際連盟総会で日本軍の満洲撤退勧告案を採択。日本全権大使・松岡洋右は議場から抗議の退場をし、連盟脱退を宣言
1942年 アメリカの外国向け放送VOA(ボイス・オブ・アメリカ)が放送開始
1946年 GHQが、接収していた東京宝塚劇場を「アーニーパイル劇場」に改称
1947年 「参議院議員選挙法」公布
1949年 イスラエルとエジプトが休戦協定に調印
1952年 アメリカと西欧10か国が戦略物資の対共産圏輸出禁止を決定
1955年 「トルコ・イラク相互防衛条約」(バグダード条約)締結
1957年 スカンジナビア航空が、日本と北欧を結ぶ北極横断航路を開設。南回り航路から24時間短縮して32時間に
1958年 ラジオ東京(現在のTBS)テレビで連続テレビドラマ『月光仮面』の放送開始
1958年 第二次南極観測隊が悪天候の為、越冬を断念。タロ・ジロら樺太犬15頭を置き去りにして撤退
1964年 國語問題協議會が「当用漢字音訓表」「送りがなのつけ方」の撤廃を請願
1966年 ガーナでエンクルマ大統領の外遊中に陸軍がクーデター。大統領の解任を発表し政権を奪取
1967年 東日本で勢力を振っていた暴力団「極東組」が解散声明
1968年 栃木県の東武鉄道日光軌道線(日光駅前~馬返10.6km)がこの日限りで廃止
1970年 大阪市営地下鉄御堂筋線・江坂~新大阪が延伸開業。北大阪急行電鉄・江坂~万国博中央口が開業
1972年 山陽新幹線・新神戸~相生で行われた速度向上試験で当時の世界最高記録286km/hを達成
1972年 日本とモンゴル人民共和国が国交を樹立
1973年 古河鉱業が栃木県の足尾銅山を閉山。363年の歴史に幕
1976年 東京地検がロッキード事件の強制捜査を開始
1981年 中国・江蘇省で、倭奴国王印と同時期に製作されたとみられる「廣陵王璽」を発見
1989年 昭和天皇の大喪の礼。163か国9千8百人が参列
1991年 湾岸戦争で多国籍軍による大規模地上攻勢「砂漠の剣作戦」が発動。3日間でクウェートを奪還

大喪の礼は参った。ちょうど二十歳の誕生日である。人の重要な記念日に何さらすねん、という感じだった。なんか、作戦とかクーデターとか多いな。
さ、次。

1139年 陸象山 (南宋の儒学者)
1463年 ピコ・デラ・ミランドラ (伊:人文主義者『ヘプタプルス』『存在と一』)
1500年 カルル5世(カルロス1世) (神聖ローマ皇帝,スペイン王)
1535年 クレメンス8世 (ローマ教皇(230代))
1619年 ルブラン (仏:画家)
1786年 ヴィルヘルム・グリム (独:文献学者,『グリム童話』収集,グリム兄弟の弟)
1828年 パークス (英:外交官,幕末維新期の駐日公使)
1891年 滝川幸辰 (刑法学者)
1893年 三島徳七 (金属学者,MK鋼発明)
1902年 梅中軒鶯童 (浪曲師)
1909年 知里真志保 (アイヌ語学者)
1910年 山村聰 (俳優,映画監督)
1915年 小松崎茂 (挿絵画家)
1922年 安川加壽子 (ピアニスト)
1924年 淡島千景 (俳優)
1931年 日下武史 (俳優)
1932年 ミッシェル・ルグラン (仏:音楽家)
1935年 大野弘之 (狂言師(和泉流))
1936年 槙野義孝 (歌手(デュークエイセス/ベース))
1939年 佐久間良子 (俳優)
1942年 森本晃司 (参議院議員(公明党))
1944年 岩崎直子 (アナウンサー[元](TBS東京放送[元]))
1944年 草野仁 (司会者,アナウンサー[元](NHK))
1947年 林ゆたか (音楽プロデューサー,歌手[元](ヴィレッジ・シンガーズ),俳優[元])
1949年 松本留美 (俳優)
1952年 徳田章 (アナウンサー(NHK東京))
1955年 アラン・プロスト (仏:レーサー(F1))
1955年 スティーブ・ジョブズ (米:経営者,アップルコンピュータ創業)
1956年 大平サブロー(太平サブロー) (タレント(太平サブローシロー[解散]))
1958年 飛鳥涼(ASKA) (歌手(チャゲ&飛鳥))
1959年 太田忠司 (小説家)
1960年 小出美奈 (アナウンサー(CXフジテレビ[元]))
1960年 平野寿将 (料理人)
1962年 岡崎潤司 (アナウンサー(TBS東京放送))
1967年 コージー冨田 (タレント)
1968年 松本直美 (ソフトボール)
1969年 山本陽一 (俳優)
1969年 青木光恵 (漫画家『小梅ちゃんが行く!!』)
1969年 みかつう  (物書き)
1970年 黒木美和 (アナウンサー[元](FTV福島テレビ[元]))
1971年 松崎麻矢 (ミュージシャン(Favorite Blue/ヴォーカル))
1971年 中村和美 (バレーボール)
1974年 北山陽一 (歌手(ゴスペラーズ))
1978年 Shinya (ミュージシャン(Dir en grey/ドラムス))
1978年 坂本將貴 (サッカー(市原/MF))
1981年 ライトン・ヒューイット (豪:テニス)
1984年 ゼニー・クォック(郭善{王與}) (香港:モデル,俳優『金魚のしずく』)

うーん、来年のネタがないな。
(参考資料:今日は何の日~毎日が記念日~

ライブドアvsフジテレビ

かつて、ライブドアの堀江社長は、金で買えないものはないと言った。確かに極論かもしれないが、実のところ、金で買えないものはないと私も思う。
「愛は地球を救う」と銘打ったチャリティーを行っているテレビ局があるが、せっせと集めているのは善意という名の金であり、その裏ではスポンサーとタレントに募金の何倍という金が動いている。
結局、世の中を動かしているのは金であり、金が全てということになる。まあ、寂しい話には違いない。
その金で、堀江氏はメディアを買おうとしている。今回の一件、経済のことは全くわからないが、違法ではないにしろなんとなく微妙な感じで事を運んだようだ。
つまりは今のところ、堀江氏はフジテレビを乗っ取ろうとしている悪い奴に見える。
しかし、だ。昨年、プロ野球界が大きな変革を始めた、その切っ掛けとなったのは、ライブドアの近鉄買収である。結果としてそれは果たせず、また新規参入もできなかったが、旧態依然としたプロ野球界に大きな風穴を開けたのは、誰あろう堀江氏である。
今回の一件に話を戻そう。
テレビ局をはじめとしたメディアもまた、旧態依然としたシロモノである。どのチャンネルも同じような情報を垂れ流し、時に誇張し、時に歪曲し、視聴率至上主義に基づいたなりふり構わない制作現場から、くだらないコンテンツを一方的に送り続けている。
そこへ、もしかするとライブドアはまた風穴を開けてくれるかもしれないのだ。ネットとテレビの融合、双方向での情報共有。デジタルだハイビジョンだとハード面ばかり進歩してきたテレビが、ようやくソフト面での改革を成しえるかもしれないのだ。
私は、誰の味方もするつもりはないが、この事態の推移は注視していきたい。堀江氏はIT時代の救世主か、それとも単なる金の亡者か。最終的な審判を下すのは、我々であるのだから。

琵琶湖レジャー利用適正化条例

この条例は、琵琶湖の生態系をブラックバスなどの外来種生物から守ろうというものである。この条例に対し、釣り好きが「魚釣りを自由に楽しむ権利を侵害し、違憲」として大津地裁に提訴していたが、裁判所は条例の違法性はないとして原告の訴えを退けた。
私は釣りをしない。そして、環境保護にうるさくもないが、この裁判は「釣りの楽しみ」と「琵琶湖の生態系並びに漁業関係者の利益」を天秤にかけたと言える。
まあ、なんと自分勝手な訴えだろうか。釣りが楽しめれば、琵琶湖の生態系などどうなってもいいということなのだ。
なぜ琵琶湖にブラックバスが増えたのか、確かに外来魚だけの問題ではない。湖岸開発による環境悪化、住宅排水による水質汚濁に、琵琶湖は長年晒されてきた。その中で、環境の変化に強い外来魚が生き残ったのかもしれない。しかし、外来魚は、人為的に琵琶湖に持ち込まれたものである。釣り好きなら胸に手を当ててよく考えて欲しい。
琵琶湖で釣りをしておきながら、その釣り場である琵琶湖の生態系についてなんら考えるところがないというのは、釣り人以前に、人間としてどうかと思う。
キャッチアンドリリースの精神を非難しているのではない。元々キャッチアンドリリースこそ、生態系を狂わせない釣り人の優しさであった。だが琵琶湖は違うのである。リリースすればするほど、生態系は崩れていくのである。
原告は、「もう釣りはできない」と言った。釣りをする人は、一般人より少しは自然や環境に関心があるはずである。そういう人々が、自然の生態系をさておいて自分達の楽しみを優先するとは、悲しい限りである。どうぞどうぞ、釣りはお止めいただきたい。それで少しは、琵琶湖の生態系がこれ以上悪くなるのを防げるのだから。