「What You Won't Do For Love」という曲をMTVで観て気に入った。しっとりと落ち着いた曲調の中にも熱いものがある、大人の音だなと思った。しばらくして、その曲がAORの大御所、ボビー・コールドウェルのカヴァーであることを知った。そりゃ大人だわ。
INDIAN SUMMERとは、日本でいう小春日和の意味で、秋や初冬に夏が戻ったかのように暑くなる日のことである。夏が過ぎてしばらくしたある日に、あの夏のような暑さがやってきて、あの夏の出来事を思い出す。アルバムもそんな感じのサウンドである。
サックスのソロがメロウに響く「Still In Love」、トリッキーなカッティングギターで始まるダンサブルな「That's What Love Can Do」、コールドウェルよりずっと大人のサウンド「What You Won't Do For Love」、よくよく聴けば槙原チックな「Forget That Girl」。
10年以上経った今でも、充分楽しめるアルバムである。
GO WEST 公式ウェブサイト http://gowest.homestead.com/
CDCHR1964 CHRYSALIS 1992