ドフス

いい加減このゲームについて書かないといけない。
この数年、いろんなオンラインゲームをプレイしてきたが、どれも途中で飽きて長続きしなかった。
ゲームがつまらないせいもあるが、私の飽きやすい性格もある。
そんな中、このドフスは1ヶ月以上、はまり続けている。まあこの先どうなるかわからないが、とにかく面白いのだ。
特徴の一つとして、クエスト本位ではないゲームシステムが挙げられる。
大抵のMMORPGは、クエストに頼りがちで、単調な繰り返しに辟易することが往々にしてある。
このドフスは、もちろんクエストもあるが、それ以上に生産システムが充実していて、膨大なモンスターからのドロップ品を生産に使うので、アイテムの流通や交換、アイテムを得るためのダンジョンPTなどが実に盛んなのだ。
クエストをこなしているヒマがあったら、ソロでもPTでもフィールドで狩りをしていたほうが効率がいい。
生産は、製作と収集に分かれているのも特徴だ。
プレイヤーはまず、生産の一環として収集職を学ぶ。キャラクター一人につき三つまで職業に就けるので、まず収集職に就いてから、それを活かすような二次職を選ぶ。
例えば、木こりを選んだ後に弓製作を選ぶと、自分で伐採した木で弓を作ることができる。
プレイヤー一人につき5キャラクターまでプレイできるので、職業に関してはほぼ習得できるのも魅力だ。
実はフランス製のドフス、OSを選ばないのも特徴の一つだ。ターン制のバトルは、大人数だと少し時間がかかるのが難点だが、思考性なので気軽にできる。
敷居は低いと思うので、ヘンなアフィリエイトもない下記リンクからどうぞ。

http://www.dofus.jp/
dofus

MANNA「MANNA」

ピチカートファイヴを脱退した鴨宮諒が、梶原もと子と組んだユニット。
初期のピチカートファイヴは、どちらかというと鴨宮が音楽的に前に出ていて、後の小西・高浪のピチカートと聴き比べると、このアルバムのほうが初期のピチカートらしさを残している。
脳内で梶原の声と佐々木麻美子を変換してみればわかるだろう。
梶原は、カヒミ・カリィや嶺川貴子とユニットを組んで活動していたことがあり、ヴォーカリストとしての実力はあったと思うが、このアルバムの購買層を考えると、ぼやーっと浮かんでくるのは佐々木麻美子であり、それはやはり抗うことのできない強大な存在であった。
ヴォーカルを生かした曲作りをしているわりに、アレンジはちょっとごちゃついている曲もあり、統一感がなかなか得られない。
結果、ピチカート佐々木麻美子の怨霊(?)に憑かれて、サウンドイメージが凡庸になってしまったのは残念だ。
それは往々にして、聴く側にも責任があるのかもしれない。佐々木麻美子に憑かれているのは聴き手なのだから。

portable rock「QT+1」

アナログ盤でしかも+1じゃないレアなほうを持っているので、CDはトンと忘れていた。
芝居の開場待ちであったら買おうかなと思って中古CD屋をはしごしたら見つけてしまった。こないだのエファメラと同じ店だ。
これでポータブルロックが世に残した3枚のアルバムが揃ったわけだが、こうしてもう一度聴いてみると、やはり古い順にその進化というか、変化具合がよくわかる。
ふわっとしたアナログ感たっぷりの「ビギニングス」、ガッチリテクノガールポップの「ダンス・ボランティア」、この「QT+1」は、見事にその中間に位置している。
事実、初期音源である「ビギニングス」から二曲が、アレンジはもちろん異なるがフィーチャーされており、聴き比べるとその違いがよくわかる。
ライナーに書いてあったが、ポータブルロックは解散していない。活動休止状態にあるらしい。ピチカートファイヴへの貸し出しも終わったことだし、ここらで復活というのはナシだろうか。
しかしこのジャケ写、初めて見たが、フェアチャでこんなんなかったっけ、戸田さん。

ephemera「sun」

実家に戻る直前、一番貧乏だった時代に出会ってしまい、なかなか買えなかったCD。ふらっと中古屋にいったら見つけてしまった。
ノルウェーの女の子三人のバンドである。アコースティックでふわっとした音が特徴だ。
スウェディッシュポップのムーブメントからはかなり出遅れたが、充分に耕された畑の上でその種が芽吹くのは容易かった。
北欧の凛とした空気まで聞こえてくるようなサウンドが実に心地いい。
日本でもCMなどで何度かタイアップされ、地道にファン層を広げているようだ。日本では絶対に出てこないサウンドだろう。買えてよかった。

ルパン三世 The Original -New Mix 2005-

サンディーの記事のときに調べたのがきっかけだが、「ぷっすま」でカリ城がクイズ問題として出題され、「炎のたからもの」がずっと流れていて、いい加減ちゃんと音源欲しいなと思っていたところに、iTunesでこのCD紹介ページを見つけて、こら買わなあかんと買ってしまった。
大野雄二が手がけたセカンドシリーズを中心に、大野氏自らが当時の音源を基にしたリミックスで仕上げている。
今から30年近く前のサウンドだが、古さは全然感じないし、不思議と懐かしさも感じない。それだけルパンサウンドが身近にあるということだろう。
アッパーなインストも黄昏たバラードも入っているので、意外とドライブミュージックにもいいかもしれない。
フィアットで姫を助けにでも行くか。
ユー&ザ・エクスプロージョン・バンド - ルパン三世・ジ・オリジナル -ニュー・ミックス2005- (Digital Edition)
LUPIN THE THIRD THE ORIGINAL-NEW MIX 2005-icon

芳本美代子 「I'M THE ONE」

ザ・ベストテンで最高位2位を獲得した「青い靴」が発売されたのが前年の86年。このアルバムは、アイドル歌手芳本美代子として最高の時期に発売されたと言える。
シングル曲を含めた一見何の変哲もないような構成のアルバムだが、暗雲を振り払うような爽快なトップチューン「Kiss the Sky」から、異国情緒漂う「フェリアの娘」、ハイテンポなリズムトラックで盛り上がる「Street Swimming」、ラストはちょっと大人っぽく「Wanna Catch」でメロウに決めてくれる。
飛びぬけてかわいくもなく、飛びぬけて歌がうまいわけでもないが、みっちょんは私にとって永遠のアイドルである。
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PSY・S 「TWO HEARTS」

フェアライトを操るテクノの申し子松浦雅也と、パワフルでキュートなヴォーカルCHAKAが85年に結成したユニットPSY・Sは、デビュー以来数々のスマッシュヒットを飛ばし続けた。これは初のベストアルバムである。
当時、他に追いかけるミュージシャンが多かったため、サイズはベストでいいやと思っていたが、各店で品切れが続出、手に入れたのは発売から相当経ってからだった。みんな同じことを考えていたのだろう。
収録曲は全てリミックスが加えられ、オリジナルに似たものもあれば遠くかけ離れたものもある。どれもオリジナルより生っぽい印象がある。賛否はあれど、サイズサウンドを充分堪能できるアルバムには違いない。学生の頃、寮の部屋でよく聞いていたので、今でもサイズを聞くとあの頃の甘酸っぱい気持ちが呼び起こされる。
“Desert”はオリジナルのほうが好きだったと言ったあの人は、今頃どこでどうしているのだろう(しみじみ
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