私にとっては禁断のカテゴリーとも言えるアニメーション。手始めに葦プロあたりから攻めたいと思う。
葦プロと言えば、首藤剛志、湯山邦彦、いのまたむつみである(書いてて懐かしー)。気持ち的には小山茉美も入れたいところだ。私自身、ゴーショーグンはかなりはまった覚えがある。徳間書店刊で発売された首藤氏のオリジナル小説まで買っていたのだから、そのはまりようがわかると思う。
破滅志向に陥って大失敗した前作のバルディオスの反省もあって、ゴーショーグンは脳天気なくらいのネアカでスタートした。タイムボカンシリーズ並みの善悪キャラの掛け合いが絶妙で、各キャラクターが物語の中で実に生き生きとしていた。正直、ストーリーなどどうでもいい。ストーリーはキャラクターを見せる筋書きに過ぎないのだ。
しかし、このキャラクターありきの作風が、スポンサーのへそを曲げてしまった。おもちゃが売れないのだ。テレビ番組は、スポンサーの商品を売るために作られるのが大前提であり、それに叶わなかった番組は問答無用で打ち切られる。あのガンダムでさえそうなのだ。ある意味、ソーラレイより恐ろしい。メディアミックスの今なら、一本調子なスポンサーで番組が潰れることもなかっただろう。
スポンサーの眼鏡には適わなかったが、アニメファンはがっちりとゴーショーグンを受け入れた。その証拠に、現在もなおゲームなどでゴーショーグンの名を見かけることがある。ゴーショーグンを見て育った大人達の、せめてもの恩返しだと私は思う。
ところで、なぜゴーショーグンが”戦国魔神”なのか、ご存知の方はご一報いただけるとありがたい。
小説版ゴーショーグン 参考URL http://www2.vc-net.ne.jp/~nausicaa/goshogun/novels.html
キャスト
北条真吾:鈴置洋孝
キリー・ギャグレー:田中秀幸
レミー島田:小山茉美
真田ケン太:松岡洋子
レオナルド・メディチ・ブンドル:塩沢兼人
スーグニ・カットナル:木原正二郎
ヤッター・ラ・ケルナグール:郷里大輔
(タツノコネーミング・・・)
スタッフ
監督:湯山邦彦
脚本:首藤剛志
作画:田中保
放映日時:1981.7.3~1981.12.28