アンビリバボー心霊写真特集

こういう特集で歯痒いのは、写真の鑑定を写真家ではなく霊能者に依頼するところである。霊能者に持っていきゃ霊が写ってるって言うのは当たり前だろうが。
テレビでこういうことをやる以上、恐怖を煽って演出するのは当然である。テレビで扱っている限り、真相は永遠に解明されない。誰にも検証できないことを言い放ってギャラをもらっている霊能者にはもっと腹立つ。
というわけで、私はプロのカメラマンでもなんでもないが、それなりの知識はあるので、アンチ心霊写真という立場で解説していきたいと思う。ただし、私でもわからないものはあることを最初に言っておく。恵里佳ちゃんえらいショートにしたな。奈美悦子かと思った。
1:ベランダに浮かぶ顔
こういうパターンはよくある。つまり、顔に見ようと思えば見えるいちゃもん型だ。青白く顔のように見える部分は、周りの背景と同化しており、あれはたまたま顔のように見えるだけである。人間は、顔や人間のシルエットなど、自分の理解できるものを探して物を見る傾向がある。ふくろうかわいいね。
2:からみつく手
手もよくある心霊写真のモチーフである。この写真はどうもインパクトに欠けるし、よくわからない。大きいからといって大人の手と断言するところでもう間違いをおかしている。私には別におかしな写真とは思えないのだが。指が8本あるとか、全部左手とか、それくらいのものを出して欲しい。
3:覗き込むもの
うーん、これはちょっと怖いね。ちょっと見難いが光線の具合からすると、実像ではっきりとそこに存在する物体が写っている。これはもうその場所に誰かがいたとしか言い様がない。帽子を被っているところも大きなポイントである。これが幽霊なら、律儀な幽霊である。誰もいるはずがないと撮影者は言うが、シャッターを押した一瞬のことなど人はそう鮮明に覚えていない。障子の陰になっているところや、顔のある高さからしても、そこに顔があって不自然な位置ではない。心霊写真ではないと言い切れないが、心霊写真とも言い切れない。五分五分。さすがトリ。
4:メキシコのUFOビデオ
私は真っ先に鳥だと思ったが、番組中に一切鳥という言葉は聞かれなかった。専門家や出演者も含めてだ。これは鳥を避けているとしか思えない。たぶん鳥。
2年ぶりの企画でこの程度だったとは、恐らくロクな写真がこなかったのだろう。というより、デジカメの普及で今後も心霊写真は激減すると思う。ちょっと寂しい話ではあるが。
物足りない方はこちら。本物もあったりする。

みかつう

ツイッターは@crescentwroksだよん

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