宮沢章夫がシティボーイズを演出するということはどういうことなのか。
もう三十年近く前になるが、ラジカル・ガジベリビンバシステムというユニットがあった。
この公演は、事実上のユニット復活と言っても過言ではないだろう。
私もハードルをかなり高くして観劇したが、結果的にそのハードルを超えることはなかった。
内容はラジカル極まりないもので、それは申し分なかった。
しかし、それを楽しむには、残念ながら私も演者も年をとり過ぎたのかもしれない。
我々だけでなく、我々を取り巻く環境、社会、政治、全てが年をとり過ぎた。
そうは思いたくはないが、ラジカルであり続けるということは、若者の特権なのかもしれない。
そうは思いたくはないのだが、どうやらそれが現実のようだ。
シアター・ドラマシティ
Apr.20,2013