いつものところへ虫撮りに出掛け、カマキリの写真を撮っていたところ、墓参らしき家族連れが坂を上ってきた。
幼稚園の年長さんくらいの男の子が先頭を切って歩いていたので、私は「ボク、カマキリおるで」と見せてあげた。
男の子はちょっとはにかみながら、カマキリをしげしげと見つめた。虫には興味のある子のようだ。
しかしやはりそこはカマキリ、子供がおいそれと触るのは要注意だ。
男の子は、カマキリと微妙な距離を保ちつつ、親御さんに促されながら歩いていった。
後ろで男の子の声が聞こえたが、たぶん飼いたいとか思っていたに違いない。
小学校に上がって、自分で餌捕まえられたらな。