姪と散歩するようになって、公園の存在に気を付けるようになった。
子供というのは、とかく公園好きなのだろうか、放っておけば一日中遊んでいる。
家の近くにも、そういう公園がけっこうあることに気付いた。
そこにあるというのは知っていたが、地理的情報として処理しているだけで、生活の役には立たなかった。
焦点を合わせないと気付かないことが、この世にはヤマほどある。
バリアフリーだってそうだ。
以前PCが壊れたときに、診てもらおうとキャリーバッグに詰めて出かけていった。
当然階段は使えないのでエレベータを使うわけだが、最寄の駅のどこにエレベータがあるのか全くわからない。
いつもならすんなり行ける道も一苦労だ。
いろんな人がいろんなところに焦点を合わせることによって、世の中がうまく動いているのだろう。
自分に必要なことだけ、真っ直ぐ前だけ向いて歩くのもいいが、たまにはよそ見をするのも必要なのかもしれない。