実はまだいる6号


夏特有の迷走ぶりで日本の南岸を通り過ぎた台風6号。まだいる。
コースを辿ってみると面白い。
四国沖から真っ直ぐ北上してきたかと思いきや、そのまま沿岸沿いを進み、室戸岬の東へ上陸したかと思いきや、あかんあかんと言わんばかりにまた海上へ戻って東進、潮岬をかすめて今度は南東へ。
そのままふらふらとしばらく進んで、ようやく北へ進路を取ったようだ。
台風は、基本的には上陸を嫌う傾向にある。進路に影響する気流がない場合は、ふらふらと陸地へ向かうものの、山にぶつかって戻ってくるような進路をとることもあるのだ。
行き過ぎた台風が戻ってくることもある。
フィリピン沖を西進して中国に上陸した台風が、反転して日本へやってくる場合もあるのだ。
6号も戻ってくる可能性がないわけではない。いや、ないか。