嫌な予感ほどよく当たる

雨だ。それだけでもう気が滅入る。
電車に乗ると、隣に座ったにいちゃんがパンを(匂いでわかった)食べ始めた。
別にそれは構わない。私もクロスシートの特急車内ではよく食べることがある。早朝の電車だ、家で食べてくる時間もなかったのだろう。
構わないのだが、なんかビニールの音が耳元でやたらうるさい。ちょっとイラっとする。
職場に着くと、ボールペンが無くなっていることに気付く。前の日、暑かったので上着を脱いだり着たりしていたので、それで落ちたのだろう。
既に朝から嫌ーな感じだ。こういうときは仕事をミスしないように気をつけよう。
まあ、それは無事に終わり、その日は今年一番急いで帰らなければならない日だった。
いつもは淀屋橋駅まで歩くのだが、急ぐので地下鉄御堂筋線に乗った。
ん?なんか嫌な予感だ。
案の定、人身事故で電車が止まっている。これだ。嫌な予感的中だ。
動きそうにないので、地下鉄を諦め、環状線で京橋に向かい、そこから京阪に乗ることにした。
その機転のおかげで、遅れは最小限に抑えることができた。
嫌な予感ほど、朝の情報番組の悪い占いほどよく当たる。
ま、それを乗り越えてかわいい姪っ子にも会えたわけだが。