誤動作したエレベーターに挟まれた死亡事故が起こった。シンドラー社という昇降機メーカーは、世界でもトップクラスのシェアを誇る。
事故の原因についてシンドラー社は、メンテナンスを請け負った日本の会社や行政に責任を転嫁している。それについては別段珍しくもなく、欧米人の対応として当然だ。彼らが決して自ら責任を負うことはないだろう。
問題は、人間があまりにも機械を過信していることにある。
エレベータなど人が操作するような機械は、シーケンサと呼ばれる制御装置でコントロールされている。昔はそれこそ電気的に制御していたが、今なら簡単なコンピュータとプログラムが使われている。
エレベータの機械的な部分に例え問題がなくても、このシーケンサがおかしければ誤動作の原因になる。そしてそれは、往々にして人為的ミスの産物である。
機械に罪はない。作った人間、使う人間如何によって、機械は狂気と化すのだ。
インターネットのインフラが整備され、ネット家電なるものが普及しつつある。
パソコンでさえセキュリティの問題が解決されていないのに、冷蔵庫や洗濯機までがハッキングされて暴走する可能性を孕んだまま、技術だけが先に進んでいく。
あなたの傍にいる愛玩ロボットが、真夜中にその目を赤く光らせて睨んでいることに、あなたは気づいているのだろうか。
月: 2006年6月
宇宙戦士バルディオス
悲劇のアニメである。内容もさることながら、突然の打ち切りで視聴者にテレビアニメの恐ろしさを知らしめた。
ハードSFながら最後に大ドンデン返しがあるのだが、それも打ち切りで放送されずじまいであった。実に悲しい作品である。
しかし、主人公と敵の女性司令官が惹かれあうというストーリーは、女性ファンを中心に人気を広げ、打ち切り分の映画化にまでこぎつけた。
孤高のヒーロー、マリン・レーガンは塩沢兼人が演じる。やはり陰のある役をやらせれば右に出る者はいない。実に惜しい人を亡くしたものだ。
そしてこの作品は、葦プロダクションに飛躍の切っ掛けを与えた作品でもある。
この作品まで共同制作だったのだが、次のゴーショーグンから単独制作、そしてミンキーモモやダンクーガなど数々のヒット作品を送り出し、テレビアニメの一時代を築いていった。
泣くなちーちゃん
まあいろいろあって、妹が甥と姪を連れて帰ってきている。
家風呂ではないので、銭湯に行くときは母と妹が甥を連れていき、まだ赤ちゃんの姪は置いていかれるわけで、その間は私が面倒をみる。
ここしばらくは特に泣きもせず、泣いたとしてもおしゃぶりを与えればそのうち寝てくれたりしていたが、昨日、突然激しく泣き出した。
赤ちゃんの泣き声というものは、それはそれは恐ろしい。聞いている大人に凄まじい恐怖心を与えてくれる。どこか痛いのか、何か大きな病気の前触れか?とその声の大きさとともに聞いている者をどんどん不安にさせる。
そのときは父もいたが、男二人雁首揃えてまったく役に立たない。たまらず私は銭湯へ走って、妹を呼び戻した。
妹が姪を抱き上げると、スイッチが切れたように泣くのをやめた。
姪はまだ3ヶ月だが、どうも妹、つまり母親に自分が置いていかれたということを察知し始めたようだ。
とりあえず今のうちに赤ちゃんの抱き方を覚えておこう。子育てに心底男は役に立たないと思ったが、そう言ってばっかりもいられないのが子育てである。
いやほんと。
ちーちゃん♪
消えた深夜放送
この記事をリアルタイムで見ている人はテレビ番組欄を見ていただきたい。午前1時から午前5時まで、民放やNHK全ての放送局の番組予定が真っ白なはずだ。
実はこの日で、NTTマイクロ波回線が光に切り替わる。そう言ってもなんのこっちゃわからないだろう。私もあんまりわからない。
テレビ番組というのは、東京のキー局から電波で各地の放送局へ送られる。それに使われているのがNTT保有のマイクロ波回線だ。
電波少年の間では、地元で放送されていない番組を観るために、このマイクロ波受信装置を製作して楽しんでいる人達もいる。残念ながら、これからはそれももうできなくなる。
消えた深夜番組は、その切替作業のためのお休みなのである。
もしかすると、月曜日のテレビは何か面白いことが起こるかもしれない。深夜放送もないので、早寝早起きで備えよう。
やぶいぬ
まあいろいろあって妹が甥と姪を連れて帰ってきている。こないだ散歩がてら動物園へ行った。一通り見終わって、何か見てない動物はないかと探していると、やぶいぬの檻へたどりついた。
やぶいぬ?初めて聞く名前だ。コヨーテとかその辺の仲間だろうか。英語でブッシュドッグ(そのままw)、ギルガメス軍汎用ATみたいだ。ターンピックが甘そうだ。
檻の中を見渡しても姿はない。しばらく待っていると、奥から出てきたのは、たぬきくらいの小さなずんぐりとした普通の犬だ。精悍なイメージとは程遠い、耳も顔も丸っこい実に愛らしい感じだ。
おまけにこいつが「きゅーん」と泣きやがる。妹と二人で「欲しいー」と思わず叫んでしまったほどだ。校外学習かなんかでやってきたイマドキのすかした高校生男子も、あれめっちゃかわいいやんとか言ってたし。
甥っこそっちのけで10分ほどやぶいぬを見溜めして動物園をあとにした。
今年はもしかするとブームが来るかもしれない(来るか
やぶいぬ王国:http://homepage1.nifty.com/marchio/
やぶいぬの写真を撮り忘れたのでそっちのけにされてた甥っ子でも
プラモデル:フェラーリ308&328&348
お手軽フェラーリずらっと三台。308はたぶんモノグラムかレベル、328と348はたぶんハセガワ。
ハセガワはtbとts、ルーフのあるなしでキットを分けていた。エッチングパーツも付いていて、かなりの高級仕様。
フェラーリはまだまだあるぞ。