さあ鍋だ

くそ暑い夏が終わり、ようやく巷も涼しくなってきた。そうだ、鍋の季節がやってくるぞ。
というわけで、夕食は水炊きであった。うちは豚肉、鶏肉、白菜、水菜、緑豆、椎茸、オプションで牡蠣や鱈、つくねなどが入る。
もちろん、仕上げは雑炊だ。これだけの食材を使うと、かなりいいダシが出てそれはうまい。シーズンに1、2回蟹が入ることがあるが、そのときはもう最高である。
季節のある国に生まれた幸せを噛みしめよう。

梅干し

医食同源という言葉があるが、梅干しはまさにそういう食べ物だ。私にとっては。
昔、神戸に西武百貨店があったころ、仕事場が近かったので地下へよく弁当を買いに行った。そこのおばちゃんが、「梅干しもう一個入れとくわな」とおまけしてくれるのだが、別にそれほど梅干しが好きなわけではないので、「ありがとう」と言うのがやっとだった。
せっかくおまけしてくれるので食べないわけにはいかない。膝を叩いておいしいものでもないが、そうまずいものでもない。そんなこんなで、なんとか梅干しが食べられるようになった。
仕事が変わり、十何年か振りに母親に弁当をつくってもらうことになって、ここでまた梅干しの登場である。たぶん身体にいいんだろうなと思って、口を酸っぱくする。
その仕事をクビになって、弁当をつくってもらうことはなくなったが、今でも昼飯には必ず梅干しを一つ摘んでいる。
たぶん身体にいいんだろうなと思って、今日も梅干しを食べる。

水無月を食べよう


京都では、6月の30日に必ず食べる和菓子がある。大阪に住んでいたとき、食べようと思ってスーパーに行ったが、いくら探しても売っていなかった。どうやら京都以外では売ってないようだ。
水無月というその和菓子は、ういろうの上に小豆が乗っている、というか埋もれている。三角形をしていて、夏の暑気払いの意味があるらしい。
私はういろうが大好きなので、当然水無月も大好きである。これを食べていない京都人は、夏の暑さに溶けてしまうのだ。
喉に口内炎ができて飲み食いが非常に辛いのだが、水無月を食べて残り半年乗り切ろう。これ食べるのも痛いな。

100円マックは失敗か

という記事を見た。以前に低価格路線で失敗したのに、その失敗を生かしていないらしい。客足は増えているが、利益につながっていないという。
個人的には、メニューの価格帯を100円、500円とわかりやすくしたのは、前より全然いいと思う。実際のメニューもかなりわかりやすくなった。以前のメニューは、安いハンバーガーなどを小さく目立たないようにしていて、企業としてのセコさを感じて腹立たしかった。それに比べれば段違いだ。
外食担当アナリスト(毎日食って調べてるのか?)によると、他店が高級志向を打ち出しているのに、それに追随しないのはだめなのだそうだ。だめなのはお前の分析力だろうが。
マクドナルドとよく引き合いに出されるモスバーガーは、一個1000円というおよそファストフードらしからぬ価格の商品もある。これは、モスバーガーだからこそできるのであって、マクドナルドがこれをやっても意味がない。
まず味が違う。マクドナルドにカップルや友達と入ると、食べながら話も弾むが、モスバーガーはそうではない。おいしいから黙って食べてしまうのだ。うまいからこそ、客はハンバーガーごときに金を惜しまない。
そして、客がマクドナルドを選択するとき、「マクドでええか」的な、実に消極的な理由が大半を占める。早い、安い、そこそこうまくてはずれがない。これはつまり、ある意味マクドナルドこそがファストフードの王道なのである。
褒めてるのかけなしてるのかわからないが、私の怒りは知ったかぶりのアナリストに向いている。おのれは一生ハンバーガー食っとけ。

おかくら焼うどん醤油味


ラーメンや焼そば以外のインスタントは、往々にしてイマイチである。これも、多分に漏れずイマイチだった。
醤油ダレはやや濃い感じがするし、味の特徴もあまり感じられない。後乗せの削り節はよかったが、なんとも凡庸な味である。
かあさん、こんなんでいいのかよ。