会場がどうも日本車のブースにかなりスペースを割いていたような気がする。その分、BMWなどが割を食ったのだろうか。
一番最初に飛び込んだのはスズキ。このLC、ぜひこのまま市販化してもらいたい。カタログにど正面の写真があるが、こんなかわいい車を見たのは始めてだ。というか、欲しい。免許ないけど。
ノスタルジックにデザインコンセプトを振っているだけでなく、マーケットを押さえた上での戦略だろう。プラモデルでもいいから欲しい。実はラパンSSも好きだったりする。
地味ながらもモータースポーツに真摯に取り組んでいる証拠がこのイグニス(スウィフト)。JWRCで活躍中だ。
かたやがっつりモータースポーツに入れ込んでいるのがスバル。2006バージョンのインプだ。相変わらずブルーが眩しい。プロドライブが戻ってきたので来年も安泰だろう。
トライベッカはアウトバックあたりの後継として北米でデビューするのだろう。一応コンセプトカーだがほとんど出来上がっている。
マツダはやっぱりロードスターだろう。このデザインは日本人向けじゃないのでどうかなと思ったが、車は見た目ではないようだ。コンセプトカー先駆はやりすぎである。
一時期はかなり危なかったマツダだが、今やフォードがジャマなくらいに勢いがいい。スポーツからファミリーまで、大メーカーには及ばないが、きちんとツボを押さえているラインナップはさすがである。
カテゴリー: クルマ
第4回大阪モーターショー:ヨーロッパ車編
しかしフェラーリはいつからあんな魂の抜けたような車ばっかり造るようになったのだろうか。見ていて何の魅力も感じなくなってしまった。写真もグループショットだ。
北米マーケットを意識し始めて、アメリカ人の好みに合うようなデザインをしてからだろう。大衆に迎合するようなカロッツェリアに用はない。
イタ車で元気のいいのはやはりアルファだろう。私も大好きだ。ブレラを拝めただけでも収穫である。かつて156や166が発表されたとき、車の鼻っ面に座り込んで5分くらい眺めていたのを思い出す。
フィアットのブースはたった2台だった。辛うじて新型プントを見ることができた。どうもサソリマークのプントは今回は出ないようだ。
ジャガーは新装なったXKが来ていた。同じコンポーネントならアストンのほうが数段かっこいいのはなぜだろう。もちろん、アストンは来ていない。でかいエンブレムがあったので撮ってみた。がおー。
フランス車は各メーカー元気があった。すっかり人気が定着したプジョー、F1優勝で勢いに乗りたいルノー、そして、シトロエンがここのところ元気である。
ほぼ全グレードのモデルチェンジを終えて、ボディワークに溶け込むような新しいヘッドエンブレムもいい。人気でプジョーに先行されている分、巻き返しを図りたいところだろう。
そのプジョーだが、新型407が来ていた。相変わらず流麗なクーペフォルムだが、ちょっと違和感があった。それもそのはず、ピニンファリーナではないのだ。道理でちょっと太ったなと思った。907は模型でお目見え。
1007というとうとう4桁のモデルも新登場だ。スライド2ドアという珍しいコンパクトカーである。
ルノーはルーテシア(クリオ)のニューモデルで手一杯。初代のすっきりした感じに戻ったので、これが横にぐんと広がったのを想像するとスポールはかなり期待できそうだ。
一応ボルボも来ていたがパス。ごめんね。
第4回大阪モーターショー:ドイツ車編
BMWとオペルが不在だったわけだが、それでもやはり存在感があるのがドイツ車メーカーである。
アウディはセダンの皮を被った狼RS4を持ってきた。見た目は実に面白くないが、420psを叩き出す。
4つのブランドを率いてやってきたダイムラークライスラーは、メルセデスベンツからSLR。あの名車300SLRに比べると、お世辞にも洗練されているとは言えないが、この手の車を忘れないスタンスは歓迎したい。
VWは、ゴルフのモデルチェンジ年とあってかなりの台数を出してきた。ゴルフのGTIと共にポロのGTIが来ていた。小さい体に似合わずいかついマスクである。
一時期は経営が危ぶまれたポルシェだが、VWの援助もあってすっかり調子を取り戻した。カイエンやケイマンSなど、新車開発も順調だ。カイエンなどはもう少しで幻の車になるところだっただけに、ポルシェの復活は喜ばしい。
こうなるとやはりBMWという一角を失ったことは惜しい。1シリーズや6シリーズ、Z4も見たかった。
確かに各メーカーは上玉を揃えてはきたが、ドイツ車全般に関して言えば、BMWの不在で消化不良感は否めないところだ。
第4回大阪モーターショー
もともと、この時節には輸入車ショーが開かれていたのだが、近年の不景気で存続が危ぶまれ、東京モーターショーの威を借りて大阪でやってしまえということで始まった。隔年開催なので間の年には輸入車ショーをするのだが、とうとうそれもなくなってしまった。というわけで、南港に行くのも二年ぶりとなる。
東京モーターショーがそのまま大阪に来ると思ったら大きな間違いである。規模は半分にも満たない。年々規模が小さくなっていくのは寂しいものだ。
だがそれでも車を見るのは楽しいので、足しげく通うわけである。
二時間余り会場を歩き回り、写真を撮りまくる。撮り損ねたものはないかともう一度会場を回り、外へ出る。
マクドでハンバーガーを買って、海が見える公園まで歩く。いつものコースだ。寒風吹きすさぶ中、横切るタンカーを眺めながらふと気づいた。
BMW撮ってねえ!
忘れたわけではなかった。会場案内を見てみると、BMWのブースそのものがないのだ。ど、どういうことだ。
ブガッティも、ランボルギーニも、オペルもロータスもランチアもヒュンダイもなかったが、まさかBMWまでないとは。
インテックス程度の規模では会場が狭すぎるのか。しかし、あれ以上の会場を歩き回るのはちと大変だ。行ける人は東京へ行ったほうがいい。もっとお金のある人は海外のモーターショーのほうが楽しいだろう。
というわけで、次回はドイツ車から紹介していく。
smartのおねいさん(後ピンやわストロボ忘れるわ)
F1第19戦中国GP
今年もいよいよ最終戦、コンストラクターズタイトルが決まる。予選はルノー1-2、シュー兄はミナルディに追突されて大破、Tカーでピットスタートである。そんな年なのさ、マイケル。
アロンソのロケットスタートにフィジケラが後続を抑える。琢磨もジャンプスタートだったがフライングと判定されてペナルティ。最後までケチがついてしまった。
フィジケラのバックアップでマージンを築いていたアロンソだが、謎のセーフティカーで帳消しに。シュー兄までも謎のコースアウト。無敵サイボーグもここまで落ちるとは。
リスタート後ほどなくカーティケヤンがクラッシュ、またセーフティカー。リスタート後、今度は琢磨がトラブルでスローダウン。今シーズンを終えた。
コンストラクタータイトルは、モントーヤがリタイヤ、全てのピットを終えた残り10周段階で、アロンソ、ライコネン、フィジケラ。しかしフィジケラにペナルティ。アロンソとライコネンの一騎討ちとなった。
猛追するライコネンだがアロンソもペースアップ、そのままフィニッシュ。ルノーがコンストラクターズタイトルを決めた。
来シーズン、いよいよ全車V8エンジン投入である。実に面白くない。結局V8エンジンの開発で金がかかるわけだ。
それが証拠に、来期は自動車メーカーの戦いが如実になる。フェラーリ、ルノー、トヨタ、BMW、そしてホンダ。地道に活動を続けてきたプライベーターは、いずれ完全に排除されるだろう。
それが世界最高峰たるF1だと言えば、それまでなのだが。
F1第18戦日本GP
生放送って言われても仕事だからビデオで見るしかない。まあこの仕事している限り鈴鹿には永遠に行けないわけで。死ぬまでに一度は見ようF1。
トヨタとホンダがフロントロウを分け合う。なんと、シュー兄がミナルディに抜かれている。これ以上の屈辱はないだろう。琢磨は5番手。狙え表彰台。
スタート直後、琢磨とバリチェロが接触してダートへ。最終コーナーではモントーヤがクラッシュ。セーフティカーイン。
ラルフ、フィジケラ、バトンでリスタート。決勝以外はウェットレースだったせいか、ダートに突っ込むマシンが続出する。
シケインで琢磨とトゥルーリが接触、トゥルーリはリタイヤ、琢磨はレース続行。しかしこれが審議の対象となる。嫌な予感だ。FIAのホンダに対する嫌がらせ以外の何物でもない。
今年でその歴史にピリオドを打つミナルディ、給油時に炎が上がったマシンにもう一度ドライバーを乗せた。最後までしぶとい。
終盤、下位からまたも追い上げたライコネンがトップのフィジケラを猛追。そしてファイナルラップで抜き去り、そのままフィニッシュ。アロンソも手堅く3位。
今シーズンのラストレースは中国。妙ないちゃもんがつかないことを祈る。チャイニーズに良識があれば、だが。
F1第17戦ブラジルGP
今年のグランプリもいよいよ大詰め、アロンソのシリーズタイトル決定はあるのか、ポールを獲って挑むブラジルインテルラゴス。
アロンソがクリーンなスタートの後方、ライコネンが意地のポジションアップ、しかし中段でピッツォニアがクラッシュ、セーフティカーイン。
セーフティカー明けにモントーヤがアロンソをパス。ライコネンもすぐ後ろに。そのままレースは中盤へ。
ピット作戦の差異で勝負が左右される。クリアラップをどれだけとれるか、トラフィックにいかに引っかからないようにするかが鍵だ。
しかし、マクラーレンの底力か、モントーヤ、ライコネンの1-2で終盤へ。
そのまま順位の変動はなく、マクラーレン5年振りの1-2、そしてアロンソが最年少ワールドチャンピオンとなった。
鈴鹿は消化レースとなってしまったが、ホンダのレギュラーシートを失ってしまった琢磨は、もしかすると最後のホームグランプリとなるかもしれない。ぜひ表彰台目指して頑張って欲しい。