身分証明書

免許は持っていない。パスポートもない。保険証は(自粛)。区役所にいちいち行くのはめんどくさい。
こんな私に、身分を証明するものはない。
それではあまりにも不便なので、住民基本台帳カードを取得したのはもう三年くらい前になる。
これで少しは便利になるかと思ったが、そうでもない。
近所のジャスコに果物を買いに行くので、WAONでも申し込もうと思ったら、案の定クレジットカード入会が原則になっている。他に探すと、イオン銀行のキャッシュカードと一体になったのがあるので、口座を開設しようとウェブサイトを訪れた。
新規口座開設には本人確認書類が要る。下記のいずれかの書類をご用意ください、運転免許証、パスポート、保険証、住民票の写し・・・、そこに、住基カードはなかった。
なんて不便なんだ。しかし、不便だと思う国民は、百万人もいないそうだ。
コールセンターに電話すると、写真入りのタイプなら本人確認書類として使えるとのことなので、申し込むことにした。
この国にちゃんとした身分証明書がないということに、なぜ誰も気づかないのだろうか。

立冬

けろちゃんずもそろそろ冬支度である。
鴨川はもう餌がなくなってきた。ゆりかもめもやってきたようだ。
北風は冷たいが、日差しは実に暖かい。絶好の遠足日和だ。
冬眠用の落ち葉を拾って帰る。けろちゃんずは、土にもぐるというより、落ち葉の下にもぐる冬眠をする。
コンビニのおねいさんが髪を切った。かわいすぎて見られない。
政治がぐっちゃぐちゃになっているが、そんなことはお構いなしに季節は進む。
おかん、夏物のスーツはもう寒いぞ。

事故

久しぶりにオムライスを食って、地下街から国道沿いに出た。
行く手にパトライトが見える。また左翼がデモ行進でもしているのかうっとうしい。
夏のスーツはさすがに寒いなと歩いていると、パトライトは救急車のものだった。事故らしい。
信号待ちの人々の視線が一点に集中している。
絶え間なく行き交う車の間から、横たわる人影が見えた。一人ではない。二人いる。ヘルメット姿の男性と、ホステスらしい茶髪の女性。
全く動かない。
側壁にはバイクが立てかけてある。恐らく二人乗りしていたのだろう。事故相手らしい乗用車はフロントバンパーがなくなっている。
事故の状況はわからないが、倒れている二人は全く微動だにしない。救急隊員に慌てている様子もない。
私は少しだけ緩めた歩調を元に戻し、逃げるようにその場を後にした。
しばらくして、背中越しにサイレンが通り過ぎていった。
ドーナツでも買って帰るか。

防衛省とガンダム

防衛省に技術研究本部というセクションがある。技本と呼ばれて、自衛隊の装備品を研究開発している。
今月行われるシンポジウムの中に、「ガンダムの実現に向けて」という表題の展示セッションがあることがわかった。
いよいよ防衛省もロボット開発に本腰を入れ始めたか、というわけではない。
その表題の後には括弧付けで(先進個人装備システム)とある。つまり、既に米軍などで導入されているランドウォーリアシステムを独自に研究しているということだ。
情報端末を歩兵に装備させてコンピュータによる射撃管制を行ったり、自軍や敵位置の情報を偵察機から直接提供を受けたりと、ロボットには程遠いが、歩兵の高度情報化を目指すものだ。
そして驚くべきことに、技本では実際にガンダムという言葉でその歩兵システムを表しているらしい。
もしかすると、戦車より機動性のいい陸上兵器や、二本足ロボットに及ばないまでも、多脚戦車くらいは考えているのかもしれない。
このシンポジウムは公開されているので、興味のある方は行ってみてはいかがだろうか。ガンダムは展示してないが。

あぶないあぶない

クライアントのミスで、危うく大きな損失を出すところだった。あぶないあぶない。
実は以前に同じような失敗をしているので、そのときの経験が活きた。損失を救ったことより、同じ失敗を繰り返さなかったことが嬉しい。
私はやはり一人で仕事をするのが性にあっているようだ。複数でやると頼ったり任せたりしてしまうので、そういうところでミスが出たりする。
一人だとミスが出ても悪いのは自分一人なので楽だ。
しかしまあ、こんな私一人に仕事を任せてくれることが、ありがたいといえばありがたいのだが、とたまにはゴマでもすってみよう。

エノキが

秋である。キノコ類がおいしい季節である。
我が家では、味噌汁の具によく使う。ワカメとエノキなどは定番の一つだ。
その定番の味噌汁を昨日飲んだ。私はあまり咀嚼しないので、食べるのが早い。消化の悪いものは、そのままの形で出てくることが多い。コーンなんかもそうだ。
昼過ぎ、軽い便意でトイレに入る。仕事中だ。出るものが出たのを確認して、尻を拭く。
んあ
何やらとてつもない違和感が肛門周辺に漂う。
そう、消化し切れてないエノキが、ちゃんと最後まで出ず、ナニの穴からぶら下がっているのだ。
うひゃひゃひゃ
一人でなぜかはしゃぎながら処理をする。摘んで引っ張り出すしかなかろうに。
あのなんともいえない感覚、クセにならないように気をつけよう。
ネタがないからこんな話になるのだ。

赤福よお前もか

うちの妹が赤福大好きである。さぞショックだろう。
たまに食べるが、別に不審なところはなかった。一日では食べきれないのだが、別に体調に問題はなかった。
過去にあれだけ事件があったにもかかわらず、未だにこういう食品の問題があるということは、今後もきっと起こるだろう。
何を信用すればいいのか。答えは一つ。己の舌のみだ。