喪中につき

初詣に行けない。別に行かないところでどうということはないが、初詣に行かないと、正月にすることがない。今年は体調もあまりよくないのでゆっくり休めるのは休めるが、あまりにだらだらし過ぎて、逆に体調がおかしくなりそうだ。
そういえば、祖父の没後一ヶ月は、宗教上肉類が食えなかった。いわゆる四足の生き物の肉が食えない。だから鶏肉は大丈夫だった。ちょうど吉野家の最後の牛丼と重なり、天を仰ぎながら内緒で食べたものだ。
一月肉が食えないのは、かなり辛い。私はそれほど敬虔な宗教信者でもないので、外出すればお構いなしに肉食していたが、よく考えてみれば肉中心の食生活であることに気づいた。
もうすぐ喪が明けるが、また何か制約でもあるのだろうか。

年末年始のお笑い芸人

質の悪いお笑いブームということで、大して面白くない芸人もこぞって年末年始のテレビを賑わした。ギター侍は去年のテツandトモを彷彿とさせるような使い回されっぷりで、ちょっとかわいそうな気もした。さて、来年はどこにいるのだろうか。
個人的にはあまり好きではない長井秀和だが、「登竜門F」で見せてくれたバイオハザードネタはよかった。もともと得意なんだから、ああいう動きネタもいいと思う。と褒めたら、「爆笑ヒットパレード」で噛みやがった。残念。
関西地区では、毎年年末に「オールザッツ漫才」という番組を朝までやる。若手中心でマニアックな芸人も多数出るので毎年楽しみなのだが、そういえば今年はリットン調査団が出ていなかった。リットンもいよいよなのだろうか。で、この番組で奇しくもM-1の再対決、笑い飯、トータルテンボス、ポイズンガールバンドがネタみせをした。
もちろん笑い飯の圧勝だったが、トータルテンボスが意外と大阪の若手芸人に受けていて、ケンドーコバヤシがしきりに絡んでいた。ポイズンガールフレンドも番組の賞金を獲得したので、東京招聘組はそれなりに何かしら得て帰ってくれたと思う。
東京と大阪を行き来して終日テレビに出ずっぱりといった芸人も多かった。確かにしんどいとは思うが、年末年始にお声がかかるというのは芸人として本望である。今年一年も精進を重ね、来年も同じような、またそれ以上の仕事ができるようにがんばってほしい。

2004年

今年は災害が猛威を振るった一年であった。細い日本列島を軒並み狙い打ちした台風、改めて地震国であることを認識させられた中越地震、海外でもM9.0という超大型の地震が引き起こした津波で、8万人以上が犠牲になった。来年はあの阪神大震災から十年、いつか起こりうる我が身への災害について真剣に考えさせられた。
個人的には、近親者の死というものを体験した。一つ屋根の下で暮らしている家人の死を、初めて目の当たりにした。悲しいというより寂しい気持ちが大きかったのは自分でも不思議だった。
そして、新たな命も生まれた。まったく、赤ちゃんというのは実にうまくできている。周りにいる全ての人間がそれを守ろうする。子供が嫌いという人がいるが、それはたぶん遺伝子が傷ついているのだろう。人間はそういう風にできていないとおかしいのである。
さて、今年も思えば相変わらず冴えない一年だった。たぶんこのまま歳をとっていきそうな気がする。世の中、勝ちだ負けだとごたごたぬかしているが、そんな腐った世の中に浸っていると、まだまだ丸くなるわけにはいかないと思うのである。
来るべき新年に向けて、目標や抱負は何もないが、やはり健康だけは大事だと本当につくづく思う大晦日である。皆さんよいお年を。

医者へいった

突然体調が崩れてしまい、仕事納めのつもりが何も納めずに早退して帰ってきた。だんだん寒くなってきて、朝はなかなか起きづらいが、その日は特別起きづらかった。そして、全く食欲がないのに気づく。おかしいなと思いつつ出かけるが、仕事場に着いた頃にはもう体がだるくてしょうがなかった。
正月休みを棒に振るのもなんなので早退させてもらったが、その日はまったく動けず、ずっと横になったままだった。熱はあり、体はだるいが、咳も出ないし痛いところはどこもない。せっかくのガキSPも夢うつつで覚えてない。
次の日、近所の医者へ行った。かかりつけのお医者さんである。それこそ私が生まれたときからずっとお世話になっているお医者さんである。
診察室へ入っての挨拶は、「ごぶさた」である。カゼくらいでは来ないので、来るときは相当悪いときである。ちなみに前回は水疱瘡であった。たぶん私のカルテには、病歴がずらっと書かれているのだろう。お医者さんは、どこか懐かしそうに見つめながら、「大きなったなあ」と言った。ま、無駄に大きくなっただけなのだが。
注射も久しぶりにうった気がする。私の静脈は細いらしく、かなり注射しづらそうだった。病は気からというが、注射をしてもらうとこれで治るぞという気がするから不思議である。
食欲はまだ戻っていないが、こうやってオールザッツ漫才を見ながら記事を書くまでに回復した。このブログも休もうと思ったが、例え駄文でも毎日書かなければ意味がないと思っている。
年末年始は全国的に寒くなるようなので、皆さんも体調管理にはお気をつけのほどを。

聖戦士ダンバイン

海と陸の間にあるという異世界、バイストンウェルを舞台に、芸術的な湖川一門の作画と生態的なメカニック・オーラバトラーが、ファンタジックな世界を絶妙に描く。その異世界感は見事で、第16話「東京上空」で現実世界に戻ったときの盛り上がりは素晴らしいものがあった。
がしかし、イデオンのような予定調和とはとても思えない破滅的なラストに、アニメファンからは総スカンを食らった。なまじ題材がよかっただけに、あのラストは実にもったいない。
どうもバンダイがストーリーに口出ししたようで、スタッフはバイストンウェル内で終結させたかったようだ。まったく、スポンサーって奴はありがた迷惑も甚だしい。

ルナレスキュー

ルナレスキュー
79年タイトー。シューティング。
母船から発進した着陸船で、月面の避難民を救助して母船に戻る。母船は画面上部で左右に移動、下には隕石が浮遊しているので頃合いを見計らって降下、月面の着陸点に到達すると避難民が着陸船に乗り込む。すると隕石がUFOに変わり、今度はそのUFOを攻撃をかわしつつ母船に戻る。
ゲームの進め方に流れがあり、シューティングとはいえ敵を撃つだけのゲームとは一味違う。ボタンの使い方も、母船からの降下決定、降下中のジェット噴射、帰還中のショットと押し続けて加速と、場面によって変わる。
インベーダーの大ヒット後に発表されたもので、タイトル画面はインベーダーが愛想を振りまいている。本作も比較的人気があり、広くゲーマーの心に残っている。