観たいものがないというのもあるが、日本映画は延々と恋人が死んだり生き返ったりする映画ばっかり作ってて、いい加減にしろよという辟易感もある。とりあえず気が向いたらハウルは観るか(たぶん行かない)。
SFフリークとしてはある意味禁断の作品、「宇宙戦争」が今年公開になる。トムクル・スピルバーグコンビでだ。このコンビは、私が小説の師と仰ぐP.K.ディックの「少数報告」を映画化、個人的にはギリギリ及第点だったが、当然、ディックのSF小説としての面白さは見事に殺してくれた。もちろん、今回も危惧はしているが、観ずに捨て置くわけにはいかない作品だろう。
アップルのムービートレーラーを覗いていると、面白そうな映画があった。「Sin City」、おお、ロバート・ロドリゲスではないか。
タランティーノがすっかり無くしてしまったバカでクールな映像を、まだこの人は持ち続けてくれている。「デスペラード」は最高によかった。パート2はがっかりしたけど。
どうもアメコミが原作のようで、トレーラーにもコミック調のカットがあった。ブルース・ウィリスとミッキー・ロークという、まるで水野美紀、水野真紀のようなキャスティングだ。トレーラーはモノクロだったが、陰影が気持ち悪いくらいキッチリついていた。
全米で今年の4月だから、日本に来るのは夏以降になるだろう。バカクールな映画を期待している。