山村紅葉

日本の名推理作家、山村美紗の実娘であり、女優である。うちのおとん(大工)が西村京太郎の家へ仕事で行ったとき、隣にある山村美紗の家とつながる秘密の廊下があったそうだ。そんな嘘かホントかあやふやな話はさておき(今調べたら古い旅館を共同購入して、本館と別館で住んでいたそうな)、片平なぎさが2時間ドラマの女王、船越栄一郎が2時間ドラマの帝王とするなら、山村紅葉は2時間ドラマの裏女王といったところか。
年間、いや今まで放送された2時間ドラマの半分以上が、西村京太郎と山村美紗原作ではないだろうか。特に、山村美紗原作のドラマには、山村紅葉は必ず出演している。
まさかとは思うが、ドラマ化の条件に必ず出演させるという契約でもあるのだろうか。そう疑ってしまうほど、必ず出演している。
しかし、今や2時間ドラマには欠かせない俳優の一人である。前出の女王と帝王の共演ドラマなんかも面白そうだ。

受験生諸君

受験生が乗る列車を間違え、それを聞いた車掌が温情で停まるはずのない駅に停まって受験生を下ろし、試験に間に合ったというニュースが今年もあった。昨年も、試験会場を間違えた受験生が、パトカーで送ってもらうというのがあった。
果たして、これは美談だろうか。
確かに、人生を左右する一大事ではあるし、これによって受験生の今後の人生が狂うかもしれない。
しかし、人生を左右する一大事にしては、あまりにもその当人たる受験生はあさはかなのではないだろうか。
試験会場までの道のりは、事前に充分に調べ、もし他府県など遠い地域ならば、前ノリ(業界用語で一日前にロケ地に赴くこと)するなどして現地の交通に慣れることも必要である。
ましてや大雪の降った日など、例え試験会場が近くであっても、交通が乱れるのは必至である。時間に余裕を持って家を出るなどは当然のことである。
不可抗力は仕方ないにしても、君たちのうっかりミスに社会はいちいち付き合ってはいられない。
その辺の厳しさを教えるのも、大人たちの責任ではないだろうか。

あーしんど

というわけで、インフルエンザにかかってしまった。高熱と身体のだるさがとれず、ぶっとい注射を打ってもらった。
医者に行こうと外に出ると、京都は久々の大雪だった。この冬一番の寒さだったらしいが、高熱なのでちょうどいい感じだ。
京都は寒いわりに雪が降らない。寒くても雪が降ればなんとなく楽しい気分になるから不思議だ。3日は一応仕事に行くつもりだが、シティボーイズの先行予約チケットの受取期限なのでなんとかしたい。
しかし年末に体調を崩したときも火曜日だった。どうも週末神戸や大阪でウイルスを拾ってくるようだ。外から帰ったらうがい手洗いを忘れずに。
050203

誕生月だが

毎年2月はロクなことがない。
妹のキャラメルを盗み食いして歯の詰め物がとれたり、インフルエンザが腸に来て血が出るほど下痢したり、仕事で金銭面のトラブルがあったり、友達だと思っていた女性に電話で泣きつかれたり、去年はとうとう祖父が亡くなってしまった。
今年も、実は今ちょっと熱があって体がだるい。
今月無事に乗り切れるかどうか心配だが、まず明日の原稿をなんとかしないと。

パタリロ!

嘆美主義といいつつ、簡単に言えばホモ漫画である。よくもゴールデンタイムに放送できたものだが、はまって観ていたのは私のほうだった。
辻真先、金春智子、酒井あきよし、筒井ともみと豪華な脚本陣もさることながら、なんといっても豪華なのは声優陣である。端役であるタマネギ部隊には、古谷徹、野島昭生、古川登志夫、三ツ矢雄二といった主役級がずらっと揃う。
先祖と子孫のパタリロ(それぞれ杉山佳寿子、松島みのり)が登場する回は、声優陣の奥深さを感じさせる。三人が一度に揃う回などは、もう狂喜乱舞抱腹絶倒である。藤田淑子がマライヒの声をあてているのを利用して一休さんを登場させるとか、スタッフのおふざけも楽しめる。
同性愛(少年愛)を扱っているとはいえ、シャレの部分が大きく、強烈なギャグがそれを覆い隠す。あ、そうか、マライヒは男だったと改めて気づくことも多いはずだ。
パタリロの後にイデオンを観ると、カーシャがどうしてもパタリロとダブって困ったりする。私は赤ちゃんのぷくっとしたしもぶくれのほっぺたが好きなので、パタリロがついついかわいく思えたりもする。
あ、いかんいかん。

WARTRAN TROOPERS

04年コナミ。4人同時プレイ可能な長物ガンシューの第2弾。客がいないゲーセンにあったのでやってみた。筐体はモニター並列2画面、4人で2画面は狭いかもしれない。銃はアサルトライフル型だが長物はあまり詳しくないので原型不明。オプションボタンがグリップ上に、ストックにはボタンとセンサーがあって、ちゃんと構えると照準ガイドが出る。
軍隊の教練をモチーフにし、教官の怒号と罵声の中ゲームスタート。一人で二画面分の敵を相手にするのは辛い。もちろん敵の量は少なめになっているのだろうが、目が行き届かない。
このゲーム、銃の構え方はもちろん、筐体との距離も適正に取らないとセンサーが反応しないようだ。リロード時に出るはずの盾も出たと思うとすぐ引っ込んだりするし、ちゃんと構えているのに照準も出ない。それでもなんとか1ステージ目は最終ボスまで辿り着いた。
長物にしては装弾数が少なく、6発ほどですぐにリロードになる。オプションボタンで銃の種類が変わるようだが、変に押してしまったのか。多脚戦車のようなボスはなんとか倒したものの、第2ステージですぐにゲームオーバー。
ともかく、銃の使い方を熟知していなければスムーズなプレイは難しい。前作であるワールドコンバットはプレイしていないので、知っているという前提かもしれない。やはり、4人でわーわー言いながら遊んだ方が楽しいだろう。
教練をモチーフにしているのなら、プレイの前にちゃんと教えてくれよ。
http://www.konami.co.jp/am/wartran/

昭和二十七年

風呂上がり。ジュースでも飲もうと小銭を持って近くの自動販売機へ行った。100円、10円、10円、最後の10円玉が戻ってくる。何度も何度も戻ってくる。目当ての物が買えず、舌打ちして帰ってきた。
その10円玉をよく見ると、昭和二十七年のいわゆるギザ10だった。他の10円玉と比べると、こいつはやや薄く、重量が違うので機械が弾いたのだろう。
昭和二十七年といえば、今から53年前。私なんぞは欠片も存在していない。戦後日本がようやく独立自治国として再スタートした年である。テレビもまだない。
こいつが製造されて53年。いろんな人の手に渡っただろう。ギザ10だから、仲間の大半はコレクターが抱えてどこかにしまわれているはずだ。
とりあえず、職場の机の引き出しに入れてある。そのうち使ってやるよ。