南海キャンディーズ

先日の「第2回MBS新世代漫才アワード」では、惜しくも一回戦でプラン9の五人漫才に破れたが(プラン9恐るべし)、内容は決して悪くなかった。単純にあれはキャリアの差が出ただけであって、南海キャンディーズとしての形は完成に近づいており、このままいけばABCや上方漫才も充分射程圏内である。
南海キャンディーズは、足軽エンペラーの山里亮太(以下山ちゃん)と、西中サーキットの山崎静代(以下静ちゃん)が昨年結成した、今では珍しい男女漫才コンビである。
スローでラジカルな静ちゃんのボケは、相方ですら制御不能になるという不気味な一面を持つ。山ちゃんもイタリア人に傾倒しているせいで風貌が少しとんちんかんだが、甲高い大きな声ではっきりと突っ込むので、ネタにメリハリが出る。
二人とも見た目に特長があるので、当初は出オチを憂慮していたが、舞台を踏むに連れ知名度も上がり、その心配もなくなった。「MBS・・・」では、あの往年の名男女コンビ敏江玲児師匠を彷彿とさせる強烈などつきを見せてくれた。
探りながらでもいいから、もっと場数を踏んで大きくなってほしい。そして、男女漫才コンビの最高峰、鳳啓介・京唄子を超えるのだ。

みかつう

ツイッターは@crescentwroksだよん

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