新しい情報が入ってきた。
王将の社長は、22口径のオートマチックで合計4発撃たれていた。
22口径なら音が聞こえないのも頷ける。
当初は反社会的勢力、つまり暴力団関係者の犯行とも思われていたが、これで混沌としてきた。
と同時に、新たな可能性も出てきた。
22口径は、殺傷能力が低いので比較的安価だ。
つまり、アジア系など外国人の可能性も出てきた。
気に食わなければ殺すという短絡的な考えからも、社長に個人的な恨みをもつ、あるいはもっと単純な妬みや嫉みからの犯行かもしれないのだ。
未だ目撃者や有力な情報もなく、京都府警の辣腕に期待するほかはないのだが、一刻も早い犯人逮捕を祈るばかりだ。