テレビ番組の企画ズレ

昔、「クイズヘキサゴン」は純然としたクイズ番組だった。
6人の解答者による駆け引きが非常に面白く、その六角関係(ヘキサゴン)を生かした近年稀に見るオリジナリティ溢れる番組だった。
しかし、視聴率が下がってきて番組は180度リニューアル。普通のクイズ番組になってしまった。今のヘキサゴンは、どこにも六角形である必要がない。
「行列のできる法律相談所」も、今やほとんど弁護士が番組にいる必要性がない。およそ法律相談とかけ離れた内容が多い。
「深イイ話」も、最近はネタ不足なのかイイ話をしなくなってきた。
テレビ番組が、いかに視聴率本位でつくられているかがわかるだろう。
数字を落とさず、ちょこちょこ手を加えながら、さながらF1を戦うマシンのように、番組と言うサーキットを走っている。
それが悪いとは言わないが、どことなく往生際の悪さというか、視聴率に喘ぐ作り手の姿が浮かんでくる。
いや、とくに固有名詞を出すつもりはないが。。。