ガンダムというコンテンツは、その人気もあって相当の利益を生み出す。
しかし、ゲーム業界は少し違う。特にPCオンラインゲームにおいては、ガンダムといえど絶対ではない。
UCGO、GTOと、立て続けに頓挫した経歴があるのだ。
その中、トレーディングカードという実体アイテムを伴ったゲームが出てきた。それがガンダムクロニクルバトラインだ。
アーケードで稼働しているカードビルダーと酷似し、いずれ吸収するのではという憶測も流れている。
ゲームセンターが不遇の時代を迎えている中、家でPCさえあれば楽しめるのだから、それは必至かもしれない。
正式提供されて間がないが、ジオンと連邦の戦力バランスが違い過ぎるのがまず問題だ。ジオンの戦力があまりにも低すぎる。つまり駒がないのだ。
両軍のカードでデッキは組めるのでプレイに支障はないが、連邦同士、ジオン同士が戦うのはやはり疑問である。
第一弾のラインナップがあまりに少なすぎるのと、ブースターパックからとんでもない戦力差を付けたのがそもそも間違いだろう。
連邦は三羽烏がMSもパイロットも揃っているのに対し、ジオンで使えるのはシャアだけだ。しかもシャアザクはヒートホークときている。まさに火力が違いすぎる。
次に、対戦プレイのマッチングが考慮されていない。デッキのコストで比べるなりすればいいのだが、あまりの戦力差についつい降参をしてしまう。
これも原因はカードのバランスの悪さだ。
両軍の戦力差は、例えばジオンにモビルアーマーなりが出てくれば解消すると思う。
実売されているカードがあるので、コストの回収は容易だろう。あとは、どれだけ客を引き付ける要素があるかが問題だ。
まずはカードの充実、システムの改良が望まれる。
長々と書いたが、それだけ期待しているということだ。
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