山本高広は封鎖できるのか

山本高広は、今年注目を浴びた芸人の一人である。織田裕二のモノマネで、お茶の間を賑わせた。
しかし、織田裕二サイドはこのモノマネをこころよく思わず、事務所が各テレビ局に対して、山本高広の出演を制するような通達を出している。
肖像権、人格権の侵害という事務所の言い分はわからないでもない。かつてモノマネタレントが訴えられたケースも実際にある。
もし、この問題が織田裕二サイドに軍配が上がって、山本高広がモノマネを封鎖せざるを得ない状況になったとして、織田裕二サイドは得をするのだろうか。
答えはノーだ。

織田裕二 = モノマネに目くじらを立てる小さい男

というレッテルで世間が彼を見ることは確実だ。
大作映画が次々にコケて、残すは踊る3だけになった。織田裕二は目の前の大きな壁を壊す必要がある。
ならばなぜ、一緒に目薬を注して、「キター!」の一つも言わないのか。
イメージは一度壊れれば、もう二度と元には戻らない。それがわからないわけでもあるまいに。