秋葉原で通り魔

ネットやテレビに接触していないときに起きた大きなニュースは、余計にびっくりする。
いわゆる通り魔事件としては、戦後最悪となってしまった。
歩行者天国には、雑踏警備として警察官が配置されているが、犯罪の抑止、被害の拡大を防ぐことはできなかった。
犯人の制圧方法として、この場合の銃の使用は極めて難しく、動きを止めるには直接接触しかないわけだが、犯人の確保時には発砲はなかったものの銃が使用された。
歩行者天国の警備、犯人への対処、どれについてもこれ以上の対応は望めなかった。それほど、犯人の行動は狂気であった。
さて、それでは、我々が被害者にならないために、何をすればいいのか。
残念なことだが、我々の周りには、こうした狂気の存在が常にあると思う以外にない。
何かおかしなこと、変わったことを敏感に察知し、状況を理解し、判断して行動に移す。たぶんそれは地震への備えより難しいことだろう。
被害者の方々のご冥福をお祈りするとともに、犯人への極刑は当然として、この先それを弁護する人間にすら憤りを覚えるであろうこの事件に、怒りを禁じえない。