凶悪事件でテレビアニメ次々と放送中止

もう日本国民すっかり慣れてしまったようで、娘が父を斧で切り殺しても誰も慌てない世の中になってしまった。
しかし、まだまだ肝っ玉の小さいというか、事なかれ主義のちんけな連中は健在で、事件に影響したと思われるテレビアニメや、また違う別の事件に連想させるアニメが放送中止の憂き目に遭っている。
私は別にそのアニメが見たいわけでもなんでもないが、放送中止にしたところで事態は何も変わらない。
単にテレビ局、及びスポンサーは、自分達の番組のせいにされるのを恐れているだけだ。責任を取りたくないだけのことである。
テレビが与える影響が大きいことはわかるが、上澄みだけを掬い取ったところで問題は解決しない。
テレビで公開しない分は、ネットというメディアに流れ、世間が注視できない闇の中で更に拡散していく。
そのうちというか、もう既に、テレビでは当たり障りのない番組だけが延々と流れ続けるのだ。
私は学生時代から言い続けてきたが、現行のテレビ放送のシステムは、破壊すべきである。商業主義に則ったマスメディアの言論思想統制ほど恐ろしいものはない。
ネットのおかげで情報の伝達系統にだいぶ変化が出てきたが、テレビの牙城はそう簡単には崩れない。
視聴者が変われば、きっとテレビ界も変わるだろう。