年のせいではないとは思うが、時代劇をよく見る。切っ掛けは鬼平犯科帳だ。殺陣が初めてかっこいいものだと感じた。
前にもどこかで書いたが、殺陣はガンアクションに通じるものがある。いろいろ細部は異なるが、双方とも敵味方が対峙する緊張感があるのだ。
フジの時代劇は残念ながら放送枠がなくなったが、テレ朝の時代劇は健在だ。今クールはビッグネームの復活、遠山の金さんだ。その金さんは暴れん坊将軍だから二度驚く。
金さんと言えば、べらんめえ口調に代表されるように粋でちょっと下品なキャラなのだが、松平健が演じるとどことなく高級感が漂う。
シナリオもかなりリアルで、金さんは潜入捜査みたいな形で悪者の懐に飛び込む。金さんで刺青を見せるシーンも、お約束の見せ場のようなあざとい演出はない。1話などは、敵に袖を掴まれて破られ、仕方なく片袖を脱ぐと桜吹雪が見えるといった感じだ。
暴れん坊将軍が終了した今、金さん=松平健という図式が定着するには時間がかかると思うが、シリーズ化されていくのは間違いないので今後に期待したい。
しかし私の中では、金さん=梅さん、なんだけどなあ。