まずはこのCMをご覧いただきたい。
http://www.beverage.co.jp/product/cm/ururu/
相も変わらずかわいい仲間ちゃんであるが、私はそのかわいさに目がいくより、その所作に目を奪われた。
以前、「ジョシデカ」というテレビドラマに出演したとき、銃の構え方が意外とできていたのを触れたのは記憶に新しいが、銃を霧吹きに代えたこのCMでも、しっかり構えているのだ。
とくに、左から右へしゅーっと吹いたあと、顔の横で銃を構えるカットに注目してほしい。
人差し指がちゃんと霧吹きのトリガー(っていうのか?)の外に出てまっすぐに伸びている。
つまり、銃を撃つとき以外はトリガーに指をかけないという、銃を扱う者にとっての「いろはのい」を実践しているわけだ。これは素人にはできない。銃を知っている者でないとできない所作だ。
エアガンやもちろん実銃も、引き金を引くと弾が出る。もし不用意に引き金を引いてしまえば、大事故につながる。その恐ろしさを知っている者でないと、これはできない所作なのだ。
仲間由紀恵は女優である。銃のうまい刑事役をやれば、銃の扱い方も教わるだろう。しかし、ここまできっちりと、しかも銃とは関係のないCMでもその所作を実践しているということは、そういう趣味を持っているとしか思えない。
ま、美人女優には宝の持ち腐れかもしれんが。
カテゴリー: テレビ
JAPANナビゲーション2
NHKのBSでやっていたのを何気なく観ていたら割と面白かった。というより、これは万人向けではなくかなりマニアックだ。
地図バラエティとでも言おうか、過去の地図を見比べて、ある地形がどうなってきたか、昔そこに何があったのかと紐解いていく。
番組では多摩川にスポットを当てていた。今の地図から、昔の多摩川の流れを推測してみたり、遊歩道が実は砂利を運ぶ鉄道の跡だったり、地図好きの私にはかなり面白い内容だった。タモリ倶楽部を真面目にやったような感じだ。
古い地図というのは何の役にも立たないように思えるが、古くても資料的な価値というのは失っていないようだ。
現代用語のムイミダスぶっとい広辞苑
羽野晶紀の芸能界復帰がなければ、世の中は何もなかったように進んでいっただろう。
現代用語の基礎体力、つまり現基礎のDVD化だけに留まらず、あのメンバーが再結集して番組をつくってしまった。
まだ半分放送しただけなのにDVDの発売も決定している。
あれから20年。そとばこまち、新感線、売名行為、関西小劇場ムーブメントを支えた彼らも40代、50代。今や全国区の役者として第一線で活躍している。
あのときの新鮮さはないが、年を経た分、なんともいいようのないこってりとしたはじけ具合がたまらない。
単発といわず、年に一回くらいはやってほしいものだ。
BSデジタルの存在意義
地デジが見られないのは残念だが、その分デジタル放送の綺麗さはBSデジタルで味わっている。
ハイビジョン制作でアナログ放送されていた番組が再放送されていたりすると、その綺麗さに思わず唸ってしまうほどだ。映画もトリミングではなく、シネスコサイズで楽しめる。
あと3年余りで地上波もデジタルになるが、そうなると地上波でも同じコンテンツを楽しめることになる。
そうなると、BSデジタルはどうなるのだろうか。
BSデジタルの番組は、地上波に比べてどうしても二線級のグレードであり、お世辞にも面白い番組があるとは言い難い。早朝や深夜帯はほぼ全チャンネルでショッピング番組だし、スポンサーも付きにくいので予算は低いはずだ。
地上波デジタルは恐らく、今まで通りの仕組みで番組制作が続けられるだろう。
となると、唯一の利点である綺麗な映像を奪われ、BSデジタルに残るものは何もない。
専門化はCSがやっているし、いつまでも二線級の番組を送出しているわけにもいかない。
そこでどうだろう、BSデジタルは再放送専門にしてみては。
当時を振り返る的なコンテンツもできるし、1クール1日ぶっ続け放送なんてのも面白いかもしれない。
ゲーム、パソコン、レンタルDVD、地上波、CS、BS。一日は24時間しかないのだ。
BSデジタル
地上波デジタル放送は受信できなかったが、BSのアンテナがあったのでBSデジタルが受信できた。
さすがにきれいだ。一度この映像を見てしまうと、アナログは見られない。
その映像を生かしてか、コンテンツは自然ものが多い。あんまり興味のないジャンルだが、その映像のきれいさについつい見てしまう。
一つ驚いたのは、ゴールデンタイムに温泉ものが放送されていることだ。地上波ならU局の深夜にやっていそうな感じの番組が、堂々とゴールデンタイムに放送されている。
もちろん、女性の裸ありだ。ナニは見えないが、タオルなどという無粋なものはない。
テレショップもやたら多い。午前中や深夜は全チャンネルでテレショップ番組だ。
地上波デジタルに移行後、BSデジタルはどうなるんだろうか。ちょっと心配だ。
答えはCMのあとで
テレビ番組というのは、スポンサーの宣伝をするためにつくられている。マスメディアを利用して大規模な宣伝をするのがテレビ番組だ。
となると、CMを見せるような番組作りをしなければならない。記事タイトルのようなことは常套中の常套だ。
ところが、この方法に対して不快感を持っている視聴者が、なんと8割以上もいることがわかった。
最近は少し減ったが、番組の終了15分前辺りから、つまり番組が一番盛り上がる辺りで、やたらとCMを入れることがあった。
さあこのあとどうなる?と話を振っておいて1分CM、再開後2分も経たずにまたCM、再再開後もまた2分も経たずにCM、そしてようやくオチ、てな具合だ。これはさすがに私も腹が立った。
8割以上も不快感を抱いているなら、制作サイドも止めようということになる、わけがない。
その不快感が商品の不買運動につながるわけでもないし、企業の印象は悪くなるかもしれないが、それは番組が終わるまでであって、1時間も経てば視聴者は忘れてしまう。
視聴率と広告代理店がこの世に存在する以上、この件は永遠に解決しない。
テレビ見るならNHK。金払えよ。