観測日:Feb.21,2009 23:50から30分ほど
残念ながら眼視もデジカメも観測できなかった。
天気は最高だったが、前週くらいから舞い始めた黄砂の影響で、高度30度くらいまでは白んでいる始末だ。
なにせシリウスが霞んでいるのだから、その酷さは推して知れよう。
早々に切り上げたので、南中まで待てば撮れたのかもしれない。
彗星という性質上、光がぼんやりしているので、同じくらいの等級の星が写っているのに対して、やはり写りにくかったのだろうか。
暖冬を恨むしかない。2月に黄砂て。
カテゴリー: 天文宇宙
宇宙初!?人工衛星正面衝突
アメリカのイリジウム衛星とロシアのゴミ衛星が衝突した。
今までロケットの破片などがぶつかるのはよくあるが、衛星同士がぶつかるのは宇宙開発史上初の出来事だ。
別にめでたいわけではない。衝突で四散した破片が、他の衛星にぶつかる可能性もある。
衛星だけでなく、ISSや近日中に打ち上げが予定されているシャトルにもだ。
今のところ差し迫った危険はないというが、今後もこういうことは充分に起き得る。
スペースデブリの問題が本格化したということだろうか。宇宙旅行時代になったら、最も憂うべき問題になるだろう。
まいど打ち上げ
H-IIA-F15ミッションのメインは、温室効果ガス観測技術衛星「いぶき」の軌道投入だが、ついでにあのまいど1号も打ち上げられたのだ。
その名も、東大阪宇宙開発協同組合(いいなあ)が開発した人工衛星まいど1号。
まだまだ試験衛星に過ぎないが、いずれはちゃんとミッションを持った衛星になる。
宇宙開発もコストダウンしないと未来はない。そのためには、町工場でも作れるようなくらいの簡素化が必要だ。
そのうち、個人で管理できるような衛星もできたりして。
http://www.sohla.com/
世界天文年
ガリレオが望遠鏡で星空を眺めてから400年、で今年は世界天文年なんだそうだ。
それに合わせたかのように、今年は日本で皆既日食が観測される。皆既帯は一部だが、日食は日本全国で見られる。
夜空を見上げるにはまだ寒いが、実は冬ほど星はきれいである。
今なら、学校や仕事の帰り、日が沈んだ方向に金星が大きく輝いている。
望遠鏡やカメラで見るだけが天体観測ではない。星空に目を向け、ちょっとだけでも俗世を忘れよう。
http://www.astronomy2009.jp/
カナダで隕石落下
の様子が、偶然パトカーの車載カメラで撮影された。
いやこれはすごい。たぶん落ちてる。
まあ別に珍しい光景ではない。人の見ていないところで毎日のように起こっているものだ。
STS-124 1Jミッション遂行中
ISSに日本の実験モジュールを取り付けるシャトルのミッションが行われている。
このミッションで、「きぼう」の船内実験室とロボットアームが運ばれて設置される。
星出宇宙飛行士の大仕事はもう終わったが、それにしても素晴らしいお名前だ。日本航空の元社長が羽根田さんというくらい素晴らしい。
年内に予定されている2J/Aミッションで「きぼう」のモジュールは全てISSに運ばれ、日本の実験モジュールが完成する。
その直前のミッションでは、いよいよ若田宇宙飛行士がISSにて長期滞在クルーとして常駐する。
日本の宇宙開発が、ようやく軌道に乗り始めた。