残念日食

悪石島は暴風雨だったそうで、ご愁傷様。
天体観測はねえ、仕方ないよねえ。
京都も100%くもりで、たまにうっすら日差しが出るものの、撮りたかった木漏れ日なんかあるわけもなく。
結局皆既が日本で見られたのは、硫黄島くらいだったのかな。
せめて気象庁で拾ってきたおまけでも。

木星に何かが衝突


最初に発見したのはNASAでもJPLでもなく、アマチュア天文家だった。
木星の南極付近に、地球規模の黒い染みができているというのだ。
問題なのは、何が衝突したのか全くわからないことだ。つまり、我々の観測範囲外にある天体が衝突したことになる。これは、非常に怖い。
例えば、以前に彗星が同じように木星に衝突して話題になったが、あれは彗星の軌道計算で事前にわかっていたものだった。
こういう現象が事前に判明せずに起こることは、地球に当てはめて考えれば非常に恐ろしいことなのだ。
それだけ、宇宙にはまだまだわからないことが多い。それを解明するために、天文学はあると思う。明日は日食だ。

きぼう完成

5回?6回?もう数え切れないほど打ち上げ延期を食らったエンデバーがやっと上がり、日本のISS実験棟「きぼう」が完成した。
これで誰に気兼ねすることなく、自由に宇宙で実験ができるようになった。もっとも、まだNASAに連れて行ってもらわないとだめだが。
実は、その「きぼう」で行われる実験を、企画できるのだ。つまり、実験のネタを募集しているのである。
専門的な分野はもちろんだが、もしかすると子供たちの素朴な疑問が一大プロジェクトになる可能性もある。
さあ、みんなでネタを送ってみよう(でもちょっと敷居は高いぞ)。

http://kiboforum.jaxa.jp/

7月22日は皆既日食

といっても皆既帯は海上なので、皆既日食を見られる人はごく一部だ。みなさんは部分日食になる。
南へ行くほど欠ける部分は大きく、九州ではほとんど欠ける。北海道は半分くらいだ。
時間は11時前後、各地で異なるので細かい予報は専門的な情報源で得ていただきたい。
もちろん、晴れなければ見えないわけだが、日食を見る場合、絶対に止めて欲しいのは、サングラスや黒い下敷きなどで見ることだ。特に、サングラスでは絶対に見ないように。可視光線は遮断するが、赤外線や紫外線は透過してしまうので危険だ。
ぜひ、専用の器具で見ていただきたい。たぶん数百円くらいで売っていると思う。専用の器具でも、長時間の直接的な観察は避けて欲しい。
厚紙に小さな穴を開けて、ピンホールカメラのように間接的に観測するのがベストだ。
私も最近知ったのだが、日食のときに木漏れ日の影が、そのピンホールカメラのようになって欠けた様子を映し出すらしいのだ。これはぜひ私も撮影に挑戦したい。
22日はだいたい梅雨明けする辺りだが、こればかりは天のみぞ知るところだ。

http://www.nao.ac.jp/phenomena/20090722/index.html

ガンマ線バースト


何やそれと言われると私も説明できないのだが、まあつまり、星の最後の大爆発と思ってもらってもいい(ほんまかいな?)。
実際、まだ仕組みなどはよくわかってないらしい。
シャトルのニュースでNASAのサイトに行ったところ、こんな画像を見つけた。
こういう観測画像はコンピュータで着色してあるが、それにしてもThis is 宇宙、という感じだ。真ん中の閃光みたいなのがガンマ線バーストである。
太陽も、いつかはこんな感じで一生を終える。そのとき、地球はどうなっているのだろう。今から何十億年も先の話だが。

北朝鮮が飛翔体を発射

NORADの公式発表として、北朝鮮が衛星と主張している物体は、三段目ロケットの分離に失敗して太平洋上に落下、軌道上には何も上がっていないということだ。
まあ、連中の頭の中では、架空の衛星がぐるぐると地球を回っているのだろう。
めんどくさい国だ。ブログの記事にもならん。

STS-119

一ヶ月も遅れたが、ようやくディスカバリーが打ちあがった。
若田さんはISSクルーとして三ヶ月の長期滞在を行う。日本人初だ。
シャトルのトラブルもそうだが、つい先日、ISSにデブリが接近するという事件もあった。
宇宙開発が進めば進むほど、様々なファクターが発生して問題も増える。
月基地建設計画や火星有人探査など、ビッグプロジェクトの歩みは遅いが、宇宙という石橋は叩いて渡っても損はしない。