地味だが凄い宇宙生物学上の発見

まあ、宇宙人とか、地球外生命体の直接的な発見でないことはわかっていた。もしそんなことなら緊急安保理ものだ。
NASAが気を持たせて発表したのは、地球上でこれまでの生物の仕組みからかけ離れたものを持つ微生物が発見されたというものだ。
学問上のことはわからないが、もし地球外生命体がいたとして、それは地球の生命体の仕組みの延長上にあると思われてきた。
それが、今回の発見により、全く想像できないような環境下でも、生命体が生存する可能性があるということなのだ。
ということは、我々が知り得てないところで、既にそういう生命体が存在しているかもしれない。
それは、月の石の下にいたり、太陽の紅蓮の炎の中にいたり、もしかしたら人工衛星にくっついていたりするかもしれない。
さて、面白くなってきたぞ。

はやぶさ見てきた

仕事終わりでぶらぶら天王寺まで。先週なら絶対地下鉄に乗っただろうが、だいぶ涼しくなったので歩いていった。暑かったけど。
整理券配布場所はなんとなく行ったら見つかった。整理券はすんなりもらえたが、30分刻みで時間が決まっていて、14時20分から14時50分の間に展示場所へ来いというものだった。
ちょっと時間があったので、昔よく遊んでいたところをぶらぶら。再開発ですっかり変わり果てていた。
時間ちょうどに行くと、既に長蛇の列。しかし、すぐに列は動いた。もう見られるのかと思いきや、ここからが長い。
中に入って、くねくねとただ前へ進む。腸の中にいるうんこの気分だ。20分くらいしてやっとはやぶさと対面だ。
大阪にはヒートシールドは来なかった。世界に誇る日通の輸送技術をもってしても、耐えられないほどに破損状況が酷いそうな。
ぶっちゃけ、そこにあるのはただの精密機械だ。はやぶさが順調にミッションをこなしていれば、こんな展示もされなかっただろう。
エンジンが壊れ、姿勢制御が壊れ、バッテリーがなくなり、コンピュータすらおかしくなっている状況で、地球からの指令を忠実に実行してミッションを遂行し、大気圏で四散していったその姿に、日本国民は感動したのだ。
お墓参りのついでかどうかはしらないが、親子連れもたくさん来ていた。宇宙飛行士を目指せとは言わないが、子供たちが少しでも科学に興味を持ってくれればと思う。
後ろにいた女の子に何度靴の踵を踏まれたことかw

ペルセウス座流星群観測失敗

今年の夏はあれだけいい天気が続いていたのに、極大日に台風てどういうことや。
一応0時過ぎに出てみたものの、雲量が8を下回ることなく、雲は延々と広がるばかり。
写真が撮れないのはよくあることだが、眼視観測すらできなかったのは実に残念だ。
星が見えないのに流星が見えるわけがない。
12月のふたご座も条件がいいので、リベンジしてみよう。
今日も曇ってるのでもう寝る。

はやぶさ帰還

小惑星のサンプルリターンを目指して、はやぶさが地球を旅立ったのは2003年。
小惑星イトカワに着陸し、サンプルの採取を試みたが直接採取は失敗。失意の帰還に着いたはやぶさに、機関トラブルが追い討ちをかける。
一時は宇宙のゴミになる運命だったが、奇跡的に復帰、管制チームの必死の努力により、地球へ帰還する軌道に乗ることに成功した。
そして昨夜、はやぶさは7年の旅を終え、地球に帰還した。小惑星のサンプルが入っている可能性があるカプセルは、捜索チームにより発見、回収作業が行われている。
宇宙開発ではよくある話だが、目頭が熱くなるのはなぜだろうか。
ユーストリームの途切れ途切れの中継の中、画面に眩しく光る軌跡が現れたとき。
NASAが撮影したDC-8からの映像。白く輝きながら四散していくその姿を見たとき。
帰還と言うには、あまりにも壮絶な最後だ。
しかし、はやぶさは任務を終えて、確かにこの地球に帰ってきた。その姿に、最大級の慰労の言葉と、感謝の言葉を送りたい。
お疲れさん、ありがとう。

・ユーストリームの中継録画映像

・NASAのDC-8から

挑戦なき世界に未来はない。

撮影:尾崎孝 読売新聞社

確率

木星に隕石が衝突した。
それだけではそう珍しいニュースでもないが、実は去年にも隕石が衝突している。
木星などの巨大ガス惑星は、その巨大さ故にこうした隕石や彗星の衝突が他の惑星に比べて多く、それが地球のバリアになっているとも考えられている。
地球にそういった小天体が衝突する確率は、それこそ天文学的数値だが、ゼロではないし、明日にでも起こりうることなのだ。
しかし、二年連続で木星に隕石が衝突したところで、そういった確率を見直したり引き上げたりするのは少し違うと思う。
サイコロを振って1が出る確率は1/6だが、出ないときは出ないし、出るときは出る。
iTunesでプレイリストをシャッフルで聴いていて、1巡目が終わって2巡目が始まったときに、1巡目の最後の曲がまたかかったりすることもある。
確率とは、客観的なものの見方に過ぎず、当事者にとってその数字は意味を持たないものなのだ。
さて、明日の降水確率は。。。

STS-131、ISSとドッキング

5日に打ち上げられたディスカバリーは、無事ISSとドッキング、日本人宇宙飛行士が二人もISSに滞在することになった。
また野口さんがいろいろ画像を送ってくれると思う。
しかし気がかりなことが一つある。シャトルの垂直尾翼の耐熱タイルが剥がれた可能性があるのだ。
後ろの部分なので、それほど高熱にはならないと思うが、気がかりには違いない。
通信アンテナの一部も故障しているので、無事の帰還を祈るばかりである。

がんばれ!はやぶさ君

小惑星探査機はやぶさを憶えておいでだろうか。
小惑星イトカワに突っ込んでサンプルを採取したのは2005年の末。いざ地球に帰還というところでエンジンが故障。宇宙のゴミと消えるはずがエンジン復活、現在月軌道の内側まで帰ってきている。
6月には奇跡の帰還を果たす予定だ。
もしサンプルを地球に持ち帰れば、宇宙開発史上、月探査以来の快挙となる(と思う)。
事業仕分けの対象にならないように、みんなでやはぶさ君を応援しよう。

http://www.isas.jaxa.jp/j/enterp/missions/hayabusa/today.shtml