政党政治の限界点

個人的には、消費税増税はやぶさかではない。
納得できないのは、そのやり方だ。
マニフェストを守れとは言わない。守れない事柄があったとしても、その努力は認めよう。
しかし、マニフェストに書いてないことを、与党が命を賭けてやり抜くとはどういうことなのか。
我々は、自民党政治に不信を抱いてNOを突きつけて、民主党を選んだ。
だがその民主党は、その政治不信を更に増大させて、消費税増税を目論んでいる。
もはや、政党政治の限界に達したと言わざるを得ない。
民主党に票を入れた我々にも責任はある。このまま国民に対して、消費税増税の筋を通さないというなら、我々にも考えがある。
幸福実現党に投票して、この国を破壊する。

ほんとに衛星だったりして

こんな国はさっさと核で叩いたほうが世界のためなのだが、まあそういうわけにもいくまい。
4月に衛星を打ち上げるとかで、北朝鮮のキムなんとかさんが例のごとく息巻いている。
しかし、前とは違い、今回は黄海から南へ、周辺国に配慮した打ち上げになっている。
日本でも一応政府はやや過剰気味に、沖縄や首都圏にパトリオットを配備し、いざというときは破壊命令を出すとこちらも息巻いてらっしゃる。
まあ、いい練習にもなるし、国内外に国防体制はちゃんとやってますよというアピールにはなる。
実際問題、弾頭ならまだしも、ロケットの破片を撃ち落すとなると、日本の装備と能力ではいささか眉唾だ。
さて、北朝鮮が衛星だと言い張るミサイルだが、本当に衛星の可能性はないのだろうか。
衛星の写真を公開でもすれば決定的だろうが、それがないところをみるとやはりミサイルなのだろう。
せっかくアメリカの支援を取り付けたこの時期に、なぜこのような無謀なことをするのだろうか。
あれこれ考えるより、ピョンヤンにおっきい爆弾を落としたほうがすっきりしていいかもしれない。

あれから一年

まだあの妙な感覚を憶えている。
鴨川の河川敷を歩いていた私は、着地した足が揺さぶられるような気がした。
地に付けた足がぐーっと左右に引っ張られる。
周りは別段変わった様子もないので、とうとう身体にガタがきたかと帰宅しておかんの第一声。慌ててテレビをつける。
あれからもう一年が過ぎた。
阪神のとき、人間生きていて一度はこんな酷い震災に遭うのかと思っていたら、四半世紀も経たぬうちに二度までも。
この一年でわかったことは、この国は地震が多いということ。そんな国に原子力発電は性に合わないということ。
政治は何もしないということ。政治家は無能な連中のほうが多いということ。
しかし、日本人はまだまだ捨てたもんじゃないということ。
行方不明者の一刻も早い発見と、一日も早い被災地の復興を、通り一遍の言葉で申し訳ないが、心からお祈り申し上げる。

2012/1/17

あの大震災が霞むほどの大災害を、まさか生きているうちに二度味わうとは思わなかった。
比べるものではないが、阪神淡路大震災が地獄なら、東日本大震災はもう形容する言葉がない。
しかし前の震災で、人々はいろんなことを学び、それが今回の大震災に活かされたと私は思う。
地震と津波は、日本人が常に直面している災害だ。それを一時たりとも忘れることなく、恐らく近いうちにやってくるであろう、次の大震災に備えなければならない。
いくら時間が経とうとも、今日という日は忘れてはならない。

17年逃げてみたい

特別指名手配中だった元オウム真理教の平田信容疑者が警察に出頭したのは、今年最初の大きなニュースだった。
1995年から17年。彼はずっと身を潜めていたわけだ。
95年といえば、私が小説を書き始めたころだ。守口のマンションで独り暮らしを謳歌していた。
それから17年というのはやはり長い。
17年、平均寿命まで生きたとして人生の5分の1だ。
女性信者と一緒だったらしいが、どんな生活をしていたのか、ワイドショー好きの主婦でなくても興味深い。
17年逃げてみたいとタイトルを打ったが、やっぱり嫌だ。
堂々と逃げずに表へ出たい。
いやいや、何も悪いことはしてないぞw

消費税論議

もはや避けて通れない問題であることは誰もが承知している。
しかし、そのやり方に納得できないのだ。
与党である民主党は、先の選挙で掲げたマニフェストを軒並み破綻させておきながら、マニフェストに書かれていない消費税アップを、今決死の覚悟で成し遂げようとしている。
これは、政治云々ではなく、人としておかしな行動だ。
私は、政治家は嘘をつくのが仕事であって、そんな連中が掲げた約束など毛頭信用していないし、その約束を破ったところで別に意に介することもない。
しかし、これほど約束を守らない集団に、政権をこれ以上任せることはもうできない。
それなら、きっちり筋を通していだたきたい。
予算のムダ削減、議員定数削減、公務員給与削減、己の身を削り、骨と皮だけになって、もうこれ以上無理ですから消費税を上げさせてください、というところまでいかないと、国民は納得しない。
先の大阪ダブル選挙で、既成政党への妄信はもはや解かれた。
票が欲しい議員共は、覚悟を見せろ。保身を捨て、国と共にその身が滅びてもいいような覚悟を見せろ。
ぬるま湯に浸かっている連中から、冷水を浴びせられるような政治はもうたくさんだ。
まずお前らが冷水に飛び込め。話はそれからだ。

今年亡くなった人

震災も含めて、今年は本当にたくさんの人々が亡くなった。
近々では金正日が亡くなり、今年はこれで、カダフィ、ビンラディンと世界の三大巨悪人が亡くなったことになる。
横澤彪、喜味こいし師匠、坂上二郎、エリザベス・テイラー、田中好子、田中実、上原美優、児玉清、長門裕之、宮尾すすむ、原田芳雄、エイミー・ワインハウス、小松左京、伊良部秀輝、竹脇無我、スティーブ・ジョブズ、柳ジョージ、立川談志、市川森一、森田芳光(以上、敬称略)と、それぞれ業界の第一線で活躍した人が軒並み亡くなっている。
アニメ業界でも今年は訃報が相次いだ。出崎統、中村光毅、芦田豊雄、滝口順平、荒木伸吾(以上、敬称略)、声優スタッフ含め、大御所が次々と亡くなった。
うちでも義理の祖母が亡くなった。周りに散々迷惑をかけたが、最後はひっそりと亡くなった。
人間、無駄に長生きするのも考えものだ。
とはいえ、健康第一でみんながんばっていこう。来年はちゃんと健康診断せなあかんな。