ヒッグス粒子

今朝の新聞、あれだけでかでかと一面を割いている記事に、果たしてどれだけの人が共感し、理解しただろうか。
私はもちろん「?」だ。
存在すると証明されているものが見つからないことが、世の中にあるのだろうか。
物理学の世界では珍しいことではないらしい。
確かにあるのにどこにあるのかわからない。なんとなく気持ち悪い感じがするのは私にもわかる。
逆に言うと、見えないものの存在証明というのも疑問だ。
素粒子はもちろん肉眼では見えないので、あってもわからない。実はそんなもん本当はないんじゃないか?と思っても不思議ではない。見えないのだから。
そう考えれば、あるのに見えないものというのがなんとなくわかるような気がする。
いかん、私も理論の迷宮に陥ってしまいそうだ。
あるはずの仕事を見つける旅にでも出ることにしよう。

小沢氏離党へ

私は昔から小沢一郎という男は国会議員としても人間としても嫌いである。
しかし、そんな男が民主党で唯一、まともなことを言っているのはなぜだろう。
彼以外で、マニフェストに言及している民主党議員はいるだろうか。
民主党において、先の選挙のマニフェストは、まるでなかったことになっている。
もはやこの先、民主党員は何を言っても国民から無視されるだろう。国民を無視したのだから。
小沢氏を応援するつもりは毛頭ない。
が、彼が何かやらかすことで民主党が破壊できるなら、私は喜んで協力しよう。
物理的に破壊してくれればもっといいのだが。

消費税増税法案可決

増税やむなしというのはわかっている。そのやり方が気に入らない。
マニフェストを軒並みないがしろにして、先の選挙で誰とも約束していない消費税増税をぶちあげて、国民を欺いて政治を進める。
政治家は嘘をつくのが商売だ。
百歩譲って嘘は許せても、裏切りは許さない。
民主党は国民を裏切った。
私は絶対に許さない。

一億総捜査員

地下鉄サリン事件の重要指名手配犯の一人、最後まで逃亡していた高橋克也容疑者が、今日の午前中に身柄を確保されたというニュースが入った。
先日にもう一人の菊池容疑者が逮捕されて以降、最新の情報が一気に出回り、ある意味スピード逮捕となった。いもづる式とはまさにこのことだ。
やはり17年前と比べても、今は格段に情報化社会が進んでいる。
昔なら、例え隣に指名手配犯がいたとしても、まさか手配写真を持っているわけではないので、確認のし様がない。
しかし今は、携帯で検索をかければすぐに画像や動画が出てくる時代になった。
その高度情報化社会の恩恵が、今回の逮捕劇につながったと言っても過言ではないだろう。
まさ一億総捜査員時代の到来だ。
だが喜んでばかりもいられない。こういう社会的に重要な件ならいいのだが、往々にしてこういうのはつまらない対象に向いてしまうことが多い。
芸能人がどこそこで何かしていたとか、ネガティブでどうでもいい情報もすぐに拡散してしまう。
その上、その情報の確度たるや眉唾ものだ。
一つ言えることは、悪いことをすれば、おてんとさまでなくても、隣の誰かが見ているよ、ということだ。
気をつけよう。

大飯再稼働

この機会に、私の原発に対する見解を、自分のためにもまとめてみたいと思う。
福島の一件以降、この国に原子力発電がそぐわないことは極めて明白だ。
原発を廃止して、代替発電方法を早急に導入する必要がある。
しかし、それが間に合わない段階では、原発に頼らざるを得ない。
夏はもうそこまで来ている。産業や経済を停滞させないために、原発再稼働止む無しという政府の判断は、正しいものだと思う。
いつ来るかわからない災害より、もうすぐ確実にやってくる問題に対処するのは当然である。
節電は、ただ暑いのを我慢すればいいというものではない。電気はいろんなところで使われている。
もし、計画停電や不測の事態によって電気が止まり、経済や人命に被害が及んだ場合、反対派はその責任を取るつもりなのだろうか。
返して言えば、もし原発稼動中に福井で巨大な地震が起きて、また福島のように災害が起こったら、政府は責任を取るのだろうか。
事が起こったときに、被害者面して何の責任も取らない連中がこの世の中には多過ぎる。政府も国民もそうだ。
何かに反対したり賛成したりするということは、その責任と覚悟を背負った上で論じなければならない。
それができないのなら、耳を塞いで口を噤むべきなのだ。
原子力技術は人類に必要であり、これからも研究開発は続けるべきである。
日本に原発が合わないというだけで、いずれどこかで必要になる時が来るかもしれない。
ただ一つ、確実に言える事は、安全な原発などこの世に存在しないということだ。
それを日本が目指すというのもいいのかもしれないが、それは今の我々の役目ではない。
今は、福島の状況の収束を最優先に、政府も国民も一丸となって取り組むべきではないだろうか。
反対とか賛成とか、そんな陳腐な次元で論じている場合ではないと、私は思う。

負の連鎖

昔、航空機事故はよく連続して起きるというジンクスめいたことが噂されていた。
日本では1966年に、わずか一ヶ月の間に三件の航空時事故が起こり、多数の死者が出ている。
交通事故も然り。まさかあの祇園の事故が霞むような出来事がこんなに立て続けに起ころうとは。
奇しくも世間はゴールデンウィーク。普段運転しなれていない車を、しかも長距離運転ともなると、その危険度は大きい。
どうかみなさん、安全にはくれぐれも注意して、制限速度を守って、楽しい休日を過ごしていただきたい。
その一瞬の隙の向こうに、地獄が待っているのだから。

北朝鮮、懲りずにミサイル発射

バカは死ななきゃ治らないというように、この国も滅びるまではずっとこんな感じなのだろう。
大方の予想通り、今朝北朝鮮が発射した衛星を積んでるらしい弾道ミサイルは、大方の予想通り失敗して落ちてきた。
だがここからは予想を裏切る事態が起こる。なんと北朝鮮が、公式にミサイル発射の失敗を認めたのだ。これには世界中がびっくりしただろう。
それに免じて、もう一発撃ってもいいぞ、というのは冗談だが、一昔前に比べれば大きな進歩だ。
自分の失敗を認めるなど、中国でもしたことがないのに。
たぶん今頃は、ミサイル担当の局員が処刑台に並んでいるころだろう。
しかし笑っていられないのは日本の対応だ。
発射を確認した時点で発令されるはずのアラームは鳴らず、事実確認にも手間取り、政府の対応も失敗と言わざるを得ない。
アメリカ頼みの国防も限界があるが、この一件で軍備増強などという変な方向に進まないようにしてもらいたいものだ。