バルーンボンバー

バルーンボンバー
80年/タイトー。シューティング。
風船に吊り下げられた爆弾を撃つ。爆弾はゆらゆらと揺れている。爆弾を撃てればいいが、風船に当たると爆弾が落ちてくる。その落ちてくる爆弾を撃てないと、地面に穴が開き、自機の移動を妨げる。実に巧妙な、実に厄介なシューティングである。
落ちてくる爆弾のほうが得点が高いが、撃ち損じて自機に当たるともちろんアウトだし、避けたとしても地面に穴が開いて移動できなくなる。
確実な射撃が必要で相当な技量を要求するゲームである。私は苦手だ。

スターファイア

スターファイア
79年Exidy/タイトー。シューティング。
世界初のコクピット筐体ゲームである。スターウォーズの影響をモロに受け、出てくる敵キャラはそのまんまである。
このゲームも小さい頃よく遊んだ。操縦桿コントローラを握って、エースパイロットよろしく敵を撃つ。スターウォーズはそれほど好きではなかったが、筐体に乗り込む瞬間はなんとなくルークになりきっていたような気がする。
以降、大型筐体ゲームはアーケードならではの醍醐味を今だ持ち続けている。

WARTRAN TROOPERS

04年コナミ。4人同時プレイ可能な長物ガンシューの第2弾。客がいないゲーセンにあったのでやってみた。筐体はモニター並列2画面、4人で2画面は狭いかもしれない。銃はアサルトライフル型だが長物はあまり詳しくないので原型不明。オプションボタンがグリップ上に、ストックにはボタンとセンサーがあって、ちゃんと構えると照準ガイドが出る。
軍隊の教練をモチーフにし、教官の怒号と罵声の中ゲームスタート。一人で二画面分の敵を相手にするのは辛い。もちろん敵の量は少なめになっているのだろうが、目が行き届かない。
このゲーム、銃の構え方はもちろん、筐体との距離も適正に取らないとセンサーが反応しないようだ。リロード時に出るはずの盾も出たと思うとすぐ引っ込んだりするし、ちゃんと構えているのに照準も出ない。それでもなんとか1ステージ目は最終ボスまで辿り着いた。
長物にしては装弾数が少なく、6発ほどですぐにリロードになる。オプションボタンで銃の種類が変わるようだが、変に押してしまったのか。多脚戦車のようなボスはなんとか倒したものの、第2ステージですぐにゲームオーバー。
ともかく、銃の使い方を熟知していなければスムーズなプレイは難しい。前作であるワールドコンバットはプレイしていないので、知っているという前提かもしれない。やはり、4人でわーわー言いながら遊んだ方が楽しいだろう。
教練をモチーフにしているのなら、プレイの前にちゃんと教えてくれよ。
http://www.konami.co.jp/am/wartran/

ゴーストスカッド

04年セガ。AM2研待望の新作ガンシューである。最近増え始めたICカードを使用、プレイヤーの成長要素に加えインターネットランキングにも参加できる。
筐体はプロジェクター、銃はHK・MP5KPDW風で、発射弾数のセレクターがあり、フォアグリップにもトリガーがある。セレクターはセミ・フル・バーストの三点切り替えで、位置ではなくスイッチ式である。
適当にステージを選び、銃を構える。セレクターがやや遠いが、バーストの使い勝手はいい。レーザーポインタも出るので、照準を合わせて叩き込む。
しばらく進んでいくと、ステージセレクト画面が出た。人質救出のシーンを選ぶ。ここでフォアグリップトリガーの出番である。人質に照準を当てるとゲージが出、フォアグリップのトリガーを引くとゲージが減っていくので無くなれば救出完了。間違えてもメインのトリガーを引いてはならないが、当然敵も出てくるので、この場面はセミオートにスイッチ。確実に敵を仕留める。
とはいえ、やはり慣れないので誤射でゲームオーバーとなってしまった。
長物のリロードは、がっつり構えていると動きが大きくなるので注意したい。ハンドガンなら手首の動きだけでできるが、長物はそうはいかない。セレクターの位置も、スイッチ式は押しやすい反面、画面を見ないと発射弾数がわからないのでこれも注意だ。確かステージが変わるごとにリセットされたように思う。ムービー時にセレクトできるとありがたいのだが。
まだまだ数少ない長物ガンシューなので、がっつり構えて特殊部隊気分を味わおう。
http://www.sega-ghostsquad.com/

セイギノヒーロー

04年コナミ。ザ・警察官シリーズの流れを組むコナミ最新ガンシューティング。バックグラウンドが「踊る大捜査線」を彷彿とさせるが、警官以外にも自衛官や海上保安官が登場する。
筐体はモニター並列二画面、銃はHKUSP風で、スライド無可動のリコイルがある。足下には音楽系ゲームのノウハウから振動装置がついているが、あまりその影響は感じられない。2人プレイを基本としているようだ。
プレイヤーは6つのステージから選び、ニックネームとライバルを選んでスタート。私は不審船ステージを選んだ。ニックネームはどうでもいいので適当に撃ったらプリンスになった。
不審船への接岸、乗船からプレイスタート。照準のガイドがあるが、なんとももっちゃりした動きで逆に邪魔だ。おまけにメンテ不良で5cmほど下にずれている。おかげでいちいち下にオフセットしなければならない。
銃を画面に向けている間は強制スクロールで、撃ち漏らした敵もそのまま行き過ぎる。銃を画面外に向けるとリロードとともに盾が出る。この盾防御は有効に使おう。ポリカーボネート風だがライフル弾でもストップしてくれるぞ(w。
しかしモニター画面は映り込みもあるので見づらい。おまけに夜の設定なので画面が暗く、余計に見づらい。2回殉職、3人誤射でゲームオーバーとなった。ライフは多めの設定のようだ。
ガンシューティングとしては及第点だが、敵の制圧が目的なのにライバルと競争という設定はいささか疑問である。2人プレイを基本としているからだろうが、それなら敵味方に分かれるとかしたほうがいいのではないか。もったりしたガイドもいただけない。ガイドが出ると、映画の字幕と一緒でついつい見てしまうのでターゲットに集中できない。
とりあえず、もう一度くらいはプレイしてみたいゲームである。
http://www.konami.co.jp/am/seigi/

アストロファイター

アストロファイター
79年データイースト。
シューティング。データイーストの業界デビュー作。4種類の敵を突破して、ボスを目指す。敵の編隊は撃ちもらすとやりなおし&自機の高さが一段上がるので、速やかに倒す必要がある。更にエネルギー制なので撃ちもらすとボスまで届かないだろう。
斜めに飛んでくる敵弾は少々厄介である。4種の敵を撃破するとボスの登場となるが、その呆気ないほどの弱さには驚くことだろう。ボスを倒すとエネルギー補給となる。GSと書いてあるのはガソリンスタンドの意か?
タイトルだけではピンと来ないが、画面を見れば思い出す人も多いと思う。カラフルな画面も当時はまだ珍しかった。私も旅館のゲーセンでやりまくった思い出がある。

ルナレスキュー

ルナレスキュー
79年タイトー。シューティング。
母船から発進した着陸船で、月面の避難民を救助して母船に戻る。母船は画面上部で左右に移動、下には隕石が浮遊しているので頃合いを見計らって降下、月面の着陸点に到達すると避難民が着陸船に乗り込む。すると隕石がUFOに変わり、今度はそのUFOを攻撃をかわしつつ母船に戻る。
ゲームの進め方に流れがあり、シューティングとはいえ敵を撃つだけのゲームとは一味違う。ボタンの使い方も、母船からの降下決定、降下中のジェット噴射、帰還中のショットと押し続けて加速と、場面によって変わる。
インベーダーの大ヒット後に発表されたもので、タイトル画面はインベーダーが愛想を振りまいている。本作も比較的人気があり、広くゲーマーの心に残っている。