キーワードを拾うといろいろとネガティブな意見のあるこのCMだが、映像としては素晴らしい。
雨の中、配達に向かう配達員と、手紙を待っている女の子。この単純なカットバックが見事である。
私なら、ラストカットは手紙を受け取る手のアップにしただろう。
このCMのように、便利な郵便であり続けてほしいものだが。
http://jpgroup.jp/
(フラッシュコンテンツからギャラリーへ行くとCMがある)
カテゴリー: CM
セコム・番犬編
以前取り上げたときはまずいCMだったが、今回はかなりパンチの効いたやつを出してきた。
一人の男が庭先で忙しそうにしている。しきりに「誰?誰?」を繰り返し、辺りを警戒している。この男が番犬の比喩だとわかったのは二回目に見たときだ。
CMの効果としては薄いかも知れないが、久々にハイレベルのCMを見た気がする。
他にも二本新作があるが、靴下編はいささかやりすぎのような感じがなくもない。トラップ編はプロットに難あり。コピーと抱き合わせでは辛いかも。
しかしまあ、三本ともなんか学生がつくったような・・・
http://www.secom.co.jp/cm/index.html
美人の条件
テレビからCMが流れた。女性が映っている。見覚えがないが、きれいな人だ。誰だろうと思って調べてみる。
CMとしては大成功だろう。事実、それを調べるために私は商品名を頭の中に書きとめたのだから。
ちなみに、その女性とは壇れいだった。「武士の一分」で木村さんと共演した人だ。
いやあ、たった数秒で印象に残るのだから、さすが元宝塚女優だ。とても35歳には見えない。しかも超クロースアップだ。普通の35歳なら拷問に等しい。
女性の好みもあるだろうが、ほんの僅かな時間で強く印象を与えられる女性は、そうはいない。
派手な世界に身を置きながら、まるでその世界の邪気を吸収するかのように、彼女の周りだけ落ち着いて見える。
そういう美人は、たぶんずっと見ていても飽きないのだろう。
嫁はんに欲しいなあ。
CMのフェイルセーフ
セコムのCMに問題が起こった。ココセコムという個人向けセキュリティ端末のCMだ。
暗い夜道、通行人が次々と猛獣に変わり、危険がいっぱいだという比喩表現だ。
商品の使用目的や必要性をうまく表していると思うが、猛獣に変わる人の中に、電柱に登って電気工事をしているシチュエーションがあった。
初見でこれはまずいなとすぐに思った。
猛獣、つまり悪人に変わる通行人に、職業を類推させてはならない。この場合、電気工事をしている人=悪人という根拠のないイメージを植えつけてしまうことになる。
確かに、夜中に電気工事をしている人間は怪しいが、職業に直結する表現は避けるべきである。
問題は、こういうクレームがついたCMのフェイルセーフだ。
CMは、勝手に誰かが作ってテレビでオンエアされるものではない。
企業クライアント、広告代理店、制作会社、テレビ局、立派な大学を出たエライ人達が何十人何百人もよってたかって作り上げるものだ。
そういうエライ人達が、このCMを見て全く何も感じなかったというのが不思議でならない。映像に関して素人であるはずの一般視聴者が気づいているのに、だ。
やはりそういうエライ人達の中に、暗黙の職業蔑視が存在しているのだろうか。
誰かがどこかで、これはまずいんじゃないですかと言えば、こういう事態は防げたはずである。
無闇なクレームで表現の自由が狭まるのは心苦しいが、万人の意見が正論なこともたまにはある。電波に乗る前にチェックはできないものだろうか。
無駄な広告費が商品の品質に影響を与えないのなら構わないのだが。
サンウェーブ:パタパタくん
カンガルーの着ぐるみを着た男の子、どこかいたずらっぽくほくそ笑んでいる。
それもそのはず、男の子はポケットにいろんなものを隠していた。お玉、フライ返し、調味料の入れ物、お母さんはお見通しだ。
お母さんは、男の子からそれらを受け取ると、キッチンのパタパタくんへしまう。
最後に、男の子はバナナを出す。それは持ってていいよと、お母さん。嬉しそうにポケットにしまう男の子。
いや、なんとも微笑ましいCMだ。男の子の表情がいい。台詞は一切なく、ピアノに合わせてずっと歌が流れている。
単純な切り返しも、ただシンプルなだけでなく、立場の対比をしっかり見せる意味で重要だ。
あまり目立ってはいないが、このパタパタくんシリーズはちょっとクセのある作品を作り続けている。
こういうアーティスティックなCMを流す企業を、ちょっと贔屓目に見てしまうのは正直なところだ。
http://www.sunwave.co.jp/gallery/cm.html
チューリッヒの女の子
CMネタの場合、あまり女の子の話題は取り上げないようにしているが、もうどうしようもないくらいかわいい子を見つけたので取り上げておく。
松木里菜というモデルさんで、一応顔と名前は知っていたが、そんなに気に留めるほどではなかった。
まあ、それだけ彼女の魅力が上がってきたというところか。
ルックスもいいが声もいい。女性の魅力は五感に訴えて然るべきだというのは私の持論だ。
そんなCMがいつものYouTubeにアップされている。後ろめたい気もするが削除されないうちにご覧頂きたい。
怪奇大作戦も復活
非常に嬉しいニュースだが、キャストが実に納得いかん。三沢役がココリコの田中なのだ。
田中がどうのこうの言ってるんじゃない。三沢役のキャスティングとしてどうなんだと言っているのだ。
まだ牧役なら風貌も似ているし納得もするが、一体何を考えているのか。
まあ、これ以上の文句は作品を観てからにしたい。BSハイビジョンで4月、BS2で5月に放送予定だ。
http://www.nhk.or.jp/bs/