樹上性のアマガエルを飼育する場合、樹に代わるものが要る。ケージ内の水分調整も考えて、観葉植物が最適である。
よく用いられるのが安価なポトスだ。大きな葉はカエルが乗るのに適しているし、陰にもなる。
以前、職場の近くにあったダイエーで、一鉢100円で売っていたのだが、もう閉店してしまった。それでもまあ、園芸ショップへ行けば500円以内で手に入る。
なるべく葉の多いものを購入してケージに置く。ポトスは消耗品と考えるのがいい。葉の上でうんこをして、そこから葉が腐ることもあるのだ。もちろん、掃除のときにはこまめに取り除く。
そんなわけで、餌捕りも兼ねて出かける。
朝まで雨が降っていたので、草むらが濡れていないか心配だったが、別段問題なく餌捕りができた。
ポトスも手ごろなものが見つかったので購入。そのままでもいいが、見映えも一応考えて植木鉢に植え替える。
さあ、これでけろちゃんず復活だ。
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けろちゃんず再び
スッポンは無事冬を越したが、やはり物足りない。テレビでカエルの映像が流れる。やっぱりかわいい。あれから一年。もう一度カエルを飼ってみようか。
スッポンを逃がしに行く。スッポンだけに、子供が水遊びしないようなところに放さねば。
プラケースから出すと、一匹はそそくさと水の中に入っていったが、もう一匹はじっとこちらを見上げている。「ええんか?行ってええんか?」とでも言っているようだ。
さて、カエルたちはもう冬眠から覚めているはずだ。心当たりの場所へ赴く。晴天続きで、水場が干上がっている。雨を待ってもよかったか。
田んぼの畦沿いを歩く。まだ田植えには少し早い。耕運機が代掻きをしていた。
ツチガエルは見つかるが、アマガエルはいない。ツチガエルやトノサマガエルは水棲なので、飼うのが難しい。アマガエルは樹上性なので、水がいらない分管理が楽なのだ。
休耕田へ足を運ぶ。実はここがポイントなのだ。うっすらと盛り土が残っていて、谷の部分に水が溜まっている。水と日陰、カエルが生息できる最低条件だ。
溜まっている水に沿って歩く。大きなトノサマガエルが飛び上がる。お前じゃない。
二往復くらいしたとき、最初の一匹を見つけた。大きさもちょうどいい。二冬くらい越してきた感じだ。
さらにもう一匹。少し小さめだがとりあえずキープ。もう一往復して、さらに一匹見つけた。小さめのを逃がして、二匹捕獲。
さあ、また餌獲りに行かねば。
カメさんその後
カメは日光浴が重要である。晴れた日はできるだけ屋外でひなたぼっこさせてやりたい。ケース越しやガラス越しでは無意味だそうで、なるべく直射日光がいいそうだ。高温になりすぎてもいけないので日よけもいる。
そんなこんなで、その日も小さなケースに移して、ダンボールで作った日よけをおいて、ケースの蓋を開けたまま放置プレイしておいた。
外出から帰ってくると、カメさんは脱走していた。
ケースの中に置いた日よけの上にうまい具合に乗って、そのまま脱走だ。しまった。辺りを探すが見当たらない。
かくして、妹夫婦に行く予定だったスッポンがケージに納まった。
スッポンは水底にもぐる習性があるようで、砂利の中からクビだけ出している。こうして見るとなかなかかわいい奴だ。
大きくなったら鍋にしてやるか。
かめさん用にエアフィルターを買う
割と早い段階で市販の餌を食べてくれた子ガメくん。これから暑くなるのでヒーターとかはまだいいかなと。
しかし、ヒーターを導入するとなると、置き水ではだめなのでポンプの類は必要だ。
カメなので水深は浅い。大きなものは付けられない。ポンプとヒーターを置くとなるとかなり狭くなってくる。何かいいものはないかとホームセンターを見つけるたびに覗いていた。
ちょっと大きいホームセンターに行ったときに、カメの専用コーナーがあったので見てみると、小さなエアフィルターがあった。フィルター機能の他に水流も起こせるようだ。
なんといってもその価格、700円でお釣りがくるのだ。これはもう即買いである。
帰って早速つけてみる。確かにちょっと場所はとる。小さい間はまだいいが、大きくなれば水槽を替える必要があるだろう。
水流が少し強いのか、子ガメが流される。まあいい運動だ。
梅雨に向けてさあ問題はライトだ。30cm水槽じゃきついかな。
鴨川でスッポン発見
先日拾ってきたカメがなかなか餌を食べないので、生餌を与えるべく川へ行った。川エビくらいなら食べてくれるだろう。
川エビは水草のあるところによくいる。鴨川の一つ隣、みそそぎ川に心当たりがあるので行ってみた。
日差しは暑いが水はまだまだ冷たい。足が攣りそうになるのをこらえながら川に入る。かなり流れが速い。油断すると足を取られかねないのでゆっくり歩く。
川岸の水草のあたりを手網でごそごそやると、川エビやイトトンボのヤゴが入っていた。手ごろな大きさの川エビを選ぶ。
流れに逆らって歩いていると、足元を丸い何かが動いていった。網で掬い上げると、それはなんとスッポンの子供だった。
子ガメを飼ったばかりなので、直径5センチくらいの円形の動くものによく目が反応する。しかしまさかスッポンとは。
このまま大きくなって、川遊びする人間の子供に危害を加えてもまずいので、ひとまず捕まえておく。
しばらく歩いていると、また円形の動くものが。二匹目ゲット。小さい頃からこの川でいろんな生き物を獲ってきたが、スッポンは初めて見る。
これはもしかするとまだいそうなので川エビを充分獲ったあとにスッポン探し。すると三匹目ゲット。
スッポンはカミツキガメなんかと違ってちゃんと日本に生息している生き物なので、このまま放っておいてもいいのかもしれないが、川で遊ぶ親子連れの姿を見ると捕獲した分だけでもなんとかしないとと思い、家に持って帰った。
水を張った水槽に入れると動く動く。これだけよく動くのだから、食べると精がつくのもわかるような気がする。
さすがにスッポンは飼えないので、そのうち近くの寺の池にでも逃がすことにしよう。
かめさん
けろちゃんず合掌から一月、新たなけろちゃんずを探すべく山裾の田畑に出かけた。河原で餌が獲れないときにいつも行くところだ。草の生い茂る休耕田があって、そこでアマガエルをよく見かけた。
バスの終着点からしばらく歩くと大きな池がある。その池のほとりをぐるっと回ると目的の場所だ。
初夏を思わせるような暑い陽射しが降り注ぐ。
休耕田の草はきれいに刈り取られ、陽射しで地肌が乾いている。水気がないのでこれはいないだろう。水場を求めてあぜ道を歩くが、アマガエルの姿は見つからない。トノサマやツチガエルはいるのだが、彼らは水棲なので飼育が難しいのだ。
諦め気分で側溝の水の流れを眺めていると、どんぶらことカメが流れてきた。小さな子ガメだ。これはいかんと網ですくった。
網の端に手を掛けて首をぐいっと伸ばして様子を窺う子ガメをしばし見つめる。
飼うか。
けろちゃんず合掌
今年は桜が終わっても肌寒い日が続き、なかなか暖かくならなかった。もうとっくに冬眠から覚めている頃なので気にはなっていた。
3回目の冬は越せなかった。
一週間ほど前に覗いたときには生きていたので、毎日ケージを覗けばよかったのだが、原因は乾燥だ。
土の量が多かった。10cmくらいで充分だろう。保湿のためにもやはりミズゴケは混ぜたほうがよかった。いつも混ぜていたが今年は混ぜなかった。
冬眠中もこまめな水分補給が必要だ。最低でも週に一度は霧吹きで湿らせる必要があるだろう。
この経験を生かし、もう一度カエルを飼ってみようと思う。けろちゃんずに合掌。