けろちゃんず冬支度

ようやく最低気温が一桁になりだした。ぼちぼちけろちゃんずも冬支度にかからないといけない。だがその前に、残念なお知らせがある。
本来ならこの時期、冬眠に向けてたっぷりと餌を食べて腹パンになるのだが、一匹だけ痩せ細っていた。食べる意欲もあって元気に動いているのだが、やけにげっそりしているのが気になっていた。
このままでは冬を越せないのでなんとかしようと思っていた矢先、ポトスの葉の陰でひっそり死んでいるのを見つけた。やはり無理だったか。淀の田んぼから獲ってきて三年目。カエルの飼育は難しい。合掌。
二匹になったけろちゃんずだが、残った二匹は飼い主やその父に負けず劣らず腹ぱんぱんである。
冬支度だが、砂利をどけ、水を含ませた腐葉土をたっぷりいれる。今年はポトスが生き残ったので、鉢植えごと埋める。土の表面に落ち葉を敷けば完成。
しばらくは土まみれでケージ内をうろうろするだろうが、今年は大人しく冬眠してくれるだろうか。

ミヤマクワガタその後

妹夫婦からもらったつがいのミヤマクワガタだが、飼い始めてから二週間もしないうちに、メスがひっくり返ったまま動かなくなって、そのまま死んでしまった。
何度か交尾はしていたので卵を産んでないかと期待していたが、どうやら産んでいなかったようだ。
そのうちケース内にダニが沸き始め、繁殖できないのならこのまま飼っていてもしょうがないということで、残っていたオスを逃がした。
ダニ対策は今後の課題である。ケース内の湿気を保つことは重要だが、湿気が多いとダニの繁殖を促すことになり、殺虫処理をしなければならない。
ダニ対策用のシートがあるそうだが、市販の殺ダニ剤でも有効のようだ。
買い置きしていたくぬぎシートや餌ゼリーは、来年のために残しておこう。

ミヤマクワガタを飼う

妹夫婦が山から獲ってきて、おにいこれやるわ、とつがいで持ってきた。せっかくなので飼うことにした。
せっかくなので、とはいうものの、クワガタ一匹飼うのはかなり大変である。クワガタに限らず、生き物を飼うと言うことは大変なことなのだよ、そこのおぼっちゃんお父さん方。
まずケージ。30cmx20cmx20cmくらいのを選ぶ。クワガタ二匹には大き過ぎるとも思えるだろうが、産卵を考えるとこれでも小さいくらいだ。
くぬぎマットを10cm近く入れ、中に充分湿らせた朽木を埋める。クワガタの幼虫は朽木の中で成長する。くぬぎマットも充分湿らせる。
餌の土台となる木と、餌は昆虫ゼリー。スイカやキュウリは下痢を起こすそうだ。くぬぎマットの保湿に昆虫ウォーターなるものを買う。
しめて1400円なり。
カブトムシは飼ったことがあるが、クワガタはなかったりする。卵を産んでからが大変だ。
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けろちゃんず

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かえるを飼っている。アマガエルである。ちょうど二年ほど前、それまで飼っていた魚が死んでしまって水槽が空いたので、かえるでも飼ってみようかと思い立った。
ペットというのはどんなものでも飼うのは大変だが、かえるの一番大変な点は餌である。かえるは動くものでないと口にしない。つまり、生きている餌でなければならない。
だいたい週に一度、近所の川原でバッタや蝶を採ってきて餌にしている。魚を飼っていたときに使っていた小さな片手網を持って、いい大人が川原でせっせとバッタを捕まえているのだ。周りの目など気にしていては、かえるの生死に関わる。バッタを追う私の眼差しは、ハンターそのものであることに最近気づいた。
小さいころは口の大きさに合う餌の確保に苦労した。春先などはバッタも小さいのでよかったが、秋口になるとなかなか小さい虫がいない。川原を探していると、小さなコオロギがたくさんいるところを見つけた。1cm未満の小さなコオロギを数十匹単位で採ってきては与える。かえるの食欲は旺盛で、次の日にはすっかりなくなっていることも多かった。
世話の甲斐あって、秋が終わる頃にはだいぶ大きくなったが、これからが最大の難関である。冬眠だ。暖かくして冬眠せずに過ごさせることも考えたが、餌の確保がほぼ無理なので冬眠させることにした。
ケージの半分近くまで腐葉土と水を含ませた水ごけを入れて、大きな枯葉を敷き詰める。冬眠といっても土の中にもぐることは少なく、大概は枯葉の下や浅い土の下にいるそうだ。冬眠に成功して春を迎えることができて初めて、かえるの飼育に成功したと言える。けろちゃんず3匹、無事に冬を乗り越えてくれるだろうか。
12月くらいになると、もうほとんど餌らしい餌が採れなくなる。それに合わせて涼しくなればいいが、そうはいかない。餌のないままクリスマスが過ぎ、年が明けてもけろちゃんずは枯れ葉から出たり入ったりだ。ようやく1月半ばごろに、3匹とも姿が見えなくなった。
土の乾燥具合を見て、乾いていれば水分を補給する。かえるにとって、水分は必要不可欠である。冬場は空気が乾燥しているので姿が見えないとはいえ要注意である。
3月になるとぼちぼち顔を見せ始めるが、まだ餌がないのでここは我慢させる。桜が咲いて水が温むと、多少寒くてもケージの衣替えである。土を撤去し、ポトスの鉢植えを入れる。枯葉を残しておくと寒いときにはもぐっている。
春先の餌だが、4月でも気の早いバッタがたくさんいるのでたらふく食べさせる。ツユムシの類が豊富にいるので、もっぱらの主食である。夏は意外と餌に苦労する。暑さで活動を控えているせいだろうか、なかなか採れなかったりするのだ。基本的に生きていればなんでもいいので、そういうときは小さなシジミチョウやイトトンボなどで我慢してもらう。セセリチョウは、胴体も太くて羽も小さいので人気である。
さて、来年あたりそろそろ繁殖できそうな感じだが、もしそうなったら、子供たちはけろちゃんずを捕獲した場所に返そうと思っている。別に何のつもりもないが、毎日癒してくれるせめてものお礼としておこう(礼になってないか)。