菊乃井の犬

墓参りの道すがらに、菊乃井という京料理屋がある。
春秋の彼岸、盆と通るたびに会うのが、そこで飼われている犬だ。
特段かわいい犬ではないが、たぶん住み込みの板前さんたちにかわいがられているのだろう、かなり人懐こい。墓参りに行くたびに、犬元気かなと楽しみにしているほどだ。
しかしもう10年以上15年近くになるので、今ではかなり高齢である。最近では、まだいるかなとだんだん心配になってきた。
春の彼岸のときなど、いつもいる玄関先に姿がないので、とうとう死んだかと意気消沈していると、何やら吠える声がする。探してみると、駐車している車の奥の、日の当たる暖かいところにつながれていて、ここにいるぞと言わんばかりに我々を見て吠えていたのだ。
秋の彼岸は、まるで真夏のようなクソ暑さで、犬は玄関先にいてくれたがかなりしんどそうだ。
寝ているところを撮ろうとした瞬間、起き上がってくれた。
また来るからな。ええもん食わしてもらえよ。なんせ菊乃井やからな。

デジタルピストル

私はガンマニアだが、競技としての銃に興味はなかった。日本で合法に銃を所持するには、狩猟か競技しかないわけで、いずれにしても世界で一二を争うくらい厳しい審査がある。
むしろ弓道やアーチェリーなど、道具さえあれば誰でもできるような競技に興味があった。モノは違うが、的を狙う競技にはかわりない。
デジタルピストルは、その名の通り、レーザーとPCを使った競技ピストルである。
火薬も弾も必要ないので、銃刀法の範囲外である。つまり、所持に許可がいらないのだ。
射撃人口の増加を狙って、ライフル協会が普及に力を入れている。一丁20万近くと、お世辞にも安いとは言えないが、弾や火薬などの消耗品がいらないので、維持費が安く済むだろう。
ターゲットとデータ解析用のPCは会場のレンタルにすれば、銃だけ持っていって気軽にスポーツ射撃を楽しめる。
欲しいものリストの最後尾にでも追加しておこう。
http://www.riflesports.jp/dss/index.html

全て残暑のせい

世の中、理不尽なことが多い。
突然辞職する総理もいれば、うちわで職場を出入り禁止になる奴もいる。
もうたぶん神戸には戻れないだろう。
全て残暑のせいにして、もっと何かやらかしてやろうかとさえ思う。
誰も読んでないとは思うが、この場を借りて神戸のみんなに礼を言いたい。今までありがとう。

ネタもないので

ちょっとぶっちゃけてみようと思う。
最近、好きな子がいる。好きというか、ちょっと気になる程度がもうちょっと進んだ感じだが、まあ、いる。
ただ、かなり歳が離れている。詳しくは知らないが、一回りは確実に離れている。もちろん下だ。
普段から体裁も人の目も気にしないので、歳の差が恋愛の障害にはならないが、恋愛の果ての結婚となると話は別だ。
もうかなりええ年なので、恋愛の果てがすぐ近くにある。その先に考えが行くと、どうしても及び腰になってしまうのだ。
恋愛を楽しんでそのまま終わるか、覚悟を決めて先に行くか。
その前に一度くらいまともにデートしてからもう一度考えるか。

反抗期

一番上の甥が反抗期だ。何か言うたびに返ってくる言葉は「いや」である。
反抗期は放置プレイがいいらしい。いちいちかまっていてはこっちの身がもたん。
最近、反抗期のない子供が増えているそうな。反抗期はいわゆる自我の目覚めであって、人格形成に非常に重要である。
かわいさ余って憎さ百倍にならないようにしたい。
子育ては大変である。

松江のおねいさん


カラコロ工房でお土産を買って、そばで腹ごしらえをして、まだ時間があったので遠回りで行こうとレイクラインに乗り込む。
確か武家屋敷辺りでこのおねいさんが乗り込んできた。しかも独りだ。
台風一過で暖かく湿った風が吹き込んでいるので、松江市内は相当蒸し暑かった。
席に座ったおねいさんは、汗を拭きつつ、髪を束ね直す。おお、なんとセクスィな。
もう少し時間とチャンスがあったら声をかけてちゃんとした写真を撮りたかったが、残念だ。

ロケット広場

ヤボ用でクソ暑い中難波まででかけることになった。さっさと帰りたかったが、ロケット広場がなくなることを思い出した。
難波で待ち合わせといえばロケット広場である。もっとも私は、ロケット広場が見渡せるワンフロア上の吹き抜けでよく待ち合わせた。「ロケットの上な」である。
下の広場で待ち合わせると、人が多くてわかりにくいのだ。
再開発が著しいミナミだが、とうとうロケット広場もなくなってしまう。その「ロケットの上」へ、久しぶりにやってきた。
大学の連れや、女の子もたくさんここで待ち合わせた。どうも歳を取ると感傷的になっていかん。
「ちょっとトイレ行ってきていい?」
ふと我に返ったデート中、彼女が帰ってくるまでぼんやり眺めていたこの光景は、やがて記憶の中に追いやられていくのだろう。
ああっ。