ハイティーンから二十代をターゲットにしている割に、キャストがいささか古めだ。
キャシャーンはなんと古谷徹、ブライキングボスは内海さんだ。皆口裕子の名前もあるし、我らがチョーさんもアニメはたぶん久々だ。茉美ちゃんのキャスティングについては、スタッフに過去を知らない世代が出てきたということか。もうちょっと気ぃ使えよ。
タツノコとマッドハウスが制作、シリーズ構成は電王で気に入った小林靖子だ。
ストーリーも画調も音楽も総じてトーンは暗い。
キャシャーンがルナを殺したということ以外、1話ではストーリーテリングはなかったが、この先、この世界をどういう風に決着していくのだろうという、不安のようなものを感じた。まあ、小林靖子なのでそんな心配は無用なのだろう。
ビッグネームのリメイクなのにあまり話題にならないのは、あの映画の負の影響なのだろうか。
カテゴリー: アニメ
ウルトラヴァイオレットコード044
出崎・杉野コンビ久々の復活である。テレビシリーズとなるとなおさらだ。
出崎演出は堪能できたものの、作品としてはやや不発である。
圧倒的な主人公像の薄さや、キャラクターの作りこみの甘さなど、出崎演出を活かせるファクターに問題がある。
まだ始まったばかりなので、話の展開次第では好転するかもしれない。
声優ももうちょっとなんとかならんか。
もちろん原作はこれ
ゴルゴ13
デューク東郷の声を誰があてるかで話題になったが、舘ひろしとは万人が納得できるキャスティングだ。
しかし、いざ本編を見てみると、舘さんの声が意外と高いことに気づいた。もちろん、普通の男性の声としては低いほうに入るのだが、ゴルゴのイメージからするとやや高いような気がした。
作画レベルは問題ない。銃の描写も、原作はどうか知らないが突っ込みどころはない。なかなかM16が出てこないのもニクい。
演出も、劇場用やOVAの出崎演出と比べるとかわいそうなのでスルーしておこう。
問題があるとすれば、歌だろう。ビーイング系のわけのわからんアーティストだ。舘さんにギャラがいってそこまで回らなかったのだろう。グループ名が二つともローマ字表記て、なめとんかいな。
それ以外は及第点なので、放送地域の方は一度ご覧いただきたい。できればデジタルで。
新ヤッターマンのオープニング
アニメ化に続き実写化やハリウッドでの映画化など、事話題に欠かないヤッターマン。
悪玉トリオがオリジナルメンバーということで、放送開始を少なからず楽しみにしていた。
番組が始まり、歌が同じじゃないかと思った途端、そのオープニングがえらく地味なアレンジに驚いた。
とてもこれから始まる楽しい内容に続かない、あまりにも大人しすぎるオープニングである。
正直、この時点で私のテンションは激減してしまい、チャンネルを変えてしまった。
一夜明けると、このオープニングがネット上でかなり問題になっていた。おかしいと思ったのは、私だけではなかったのだ。
それは、山本正之氏も同じだったようだ。
あのアレンジは、山本氏の了解を得ないまま、制作側が半ばごり押しで放送したものらしい。
あの曲そのものには問題はない。しかし、ゴールデンで放送するヤッターマンというコンテンツのオープニング曲としては、あの曲は不適格である。
番組の公式BBSには、否定的な意見が殺到しているそうだ。私もチクッと送っておいた。さて、読売の動向が見ものである。
アップルシード
BSでやってたので観てしまった。一応劇場に観に行ったが、2004年だったのでまだブログ開設前だ。
最近は劇場用でなくてもコンピュータなしでアニメーションは成り立たなくなっている。
しかし、テレビアニメはまだまだ人の手で絵が描かれ、それを元に製作されている。
アップルシードは、いわゆるフルCGアニメになる。私はどうも、あのもっちゃりした動きに慣れない。
アニメーションはもともと、人の目の残像現象を利用している。
連続していない絵でも、人の目が勝手にその間の映像を補完して見えているのだ。
ところがフルCGとなると、全てにおいて絵が連続しているので、全ての動きが見えてしまいべったりとした印象を受ける。
デジタルアニメができないことを一つ挙げれば、ウソをつけないところだ。
アナログアニメは、演出という名のウソをつくことによって、動きにリアルさを持たせることができる。
全てが見えてしまうデジタルにはできない芸当だ。
80年代テレビアニメ全盛期を生きてきた私にとって、フルCGアニメはどうも受け付けないようだ。
ガンダムポータルサイトオープン
嬉しいというかほっとしたのは、このポータルサイトがサンライズ制作だということだ。
もちろんバンダイも協力しているが、スポンサー主導でこれ以上ガンダムを食い物にさせるわけにはいかない。
ガンダムに関する全てのニュースが網羅されている。シリーズを問わず、ファンならこれはブックマークの上位に置くべきだろう。
このままいくと、私が死ぬまでガンダムはどこかで生き続けるのかもしれない。
http://www.gundam.info/
ボトムズ新作
ワンフェスで新作の発表があったらしい。スタッフはオリジナルが揃うようだ。
ボトムズという物語の性格上、続編ではなくテレビシリーズの時間軸の中での物語になると思う。
ボトムズだけかと思いきや、ライディーン、鋼鉄ジーグ、鉄人28号、ダンクーガなどの続編、新作が製作されているそうだ。
ロボットアニメで育った世代が社会の中枢を担うようになって、こうしたムーブメントが起こったのだろう。
親子で作品を見て、子は面白がり、父は懐かしがり、おもちゃを買い与える(のか自分で買うのか)というビジネスモデルの展開をスポンサーは狙っている。
他はともかく、ボトムズはガンダムに次いで影響を受けた作品である。新作はきっちりとつくってもらいたい。スポンサーがバンダイではないので、その点はちょっと安心だ。