ディープインパクト打ち上げ成功

NASAは、東部標準時12日13時47分、フロリダのケープカナベラル空軍基地からディープインパクト探査機の打ち上げに成功した。このミッションは、彗星に探査機をぶつけて中身を調べようという、かなり豪快な計画である。
彗星は、太陽系が形成されたころの物質を内包しているとされ、これを調べれば地球や太陽の起源を解明できる。今回、その貧乏くじをひいた彗星は、テンペル第一彗星(9P/Tempel 1)で、木星軌道の内側を回る公転周期5年の周期彗星である。
探査機は、彗星の近日点通過(火星軌道)を狙ってランデブーし、子機を彗星に向けて撃ち出してその様子を観測する。激突の瞬間は地球からも見られる(もちろん、巨大望遠鏡だが)。激突時の相対速度は37000km/h、彗星表面には直径100m程度の穴が空くそうだ。これだけの衝突で彗星の軌道が変わったりしないか少し不安である。
その名の通り、このミッションは映画から名付けられた。空想が現実になるとは思いたくないが、衝突予定日が独立記念日というのはやはり引っ掛かる。国威発揚の陰に隠さなければ、巨額の予算も通りにくいのだろう。ともかく、ミッションの成功を祈る。
http://www.nasa.gov/mission_pages/deepimpact/main/index.html

みかつう

ツイッターは@crescentwroksだよん

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