けろちゃんずがいたころ、餌を獲りによく河原へ行った。まだ平日の仕事をしていたので、月曜日か火曜日しか行けなかった。
しこたまバッタやらなんやら獲って、コンビニに寄って帰るのがお決まりのコースとなった。
そのときに初めてコンビニのおねいさんと出会った。
色白で茶髪なので見た目はイケイケな雰囲気だが、声が透きとおっていて保母さんみたいな優しい感じだった。歳は同じくらい、薬指に光るシルバーのリングは実に歯痒い。
そのうち、おねいさんは月曜日と火曜日しかいないことがわかった。別におねいさん目当てではないが、どうせならということで、おねいさんのいる月火にコンビニへ行くようになった。
やがてけろちゃんずもいなくなり、餌獲りの必要もなくなったが、どうせ買い物に行くならということで、おねいさんのいるコンビニへ行っている。
もう三年、別に何も望まないが、顔くらいは憶えてくれてると思いたい。
最近、お釣りを受け取るときにだけ目を合わせるようにした。自然な振る舞いが実に難しいが、ちょっとドキドキして楽しい。
ははは。