水星日面経過

9日の早朝、水星が太陽面を通過していく日面経過が観測された。言葉は難しいが日食と同じ現象である。ただ、水星が圧倒的に小さく地球からも離れているので、望遠鏡でしか観測できない。
今回は太陽面と水星が最初に接触する第一接触と、太陽面と水星が内接する第二接触が終わってから日の出なので、太陽が昇ったときには既に現象は始まっていた。
各地の天文台で観測会やインターネット中継が行われ、観測は盛況のようだった。
9月末に打ち上げられたばかりの太陽観測衛星「ひので」(SOLAR-B)が、この水星の日面経過を観測していたのでウェブページを紹介しておく。
http://hinode.nao.ac.jp/news/061109MercuryTransit/
国立天文台も特集ページを組んでいるので、興味のある方はどうぞ。
http://www.nao.ac.jp/