スズメバチが一番活動的な季節だ。
ようやく暑さも一段落して、野山でバーベキューやピクニックに出かけることも多くなる。
木のうろなどはわかりやすいが、突然地面の穴から出てくることもある。
今日まさにそれでびっくりした。
命にかかわる危険もあれば、地味に嫌な危険もある。
虫撮りで深泥池周辺をうろうろして、さて次の場所に移動しようかと思ったそのとき、履いていたジーパンが点々と真っ黒に汚れていることに気づいた。
泥はねみたいに全体的に汚れている。
そんな泥みたいなところは歩いていない。
考えながら山道を歩いていて、ふと思い出した。
草深い公園を足で草をかき分けて歩いていたのだ。
その稲のような草に、黒い実のような種のようなものがたくさん付いていて、それが触るとべっとべとなのだ。
それが下半身にまんべんに付いて汚れたのだ。
どこも痛くもかゆくもないが、服はどろどろである。
おかんに怒られるな。