ちょっと遅くなったが、新ルパンだ。
今年のテレビシリーズから、不二子と五右衛門、そして銭形警部のキャストが変更になった。
三人それぞれ、違和感という意味では皆無である。詳しくない人は変更されたことすら気付かないだろう。
特に銭形警部という重圧をその実力で見事に演じ切った山ちゃんには敬服する。さすがだ。
五右衛門はもともと口数が少なく、三人の中では条件的に不利なのだが、今後の五右衛門を任せるに充分である。
不二子ちゃんは下馬評段階で既に賞賛の嵐だったが、私は今ひとつという印象を受けた。
新キャストが今ひとつというわけではない。それほど、増山さんがすごいということなのだ。
親子以上に年が離れている(たぶん)にもかかわらず、色気は増山さんのほうが断然上である。
若さ=色気ではないということを、不二子ちゃんは教えてくれたのだ。
とはいえ、三人とも視聴者のお墨付きは得たはずだ。今後のルパンに期待しよう。